妊娠判定2回目で号泣 41歳では妊娠出産は無理ですか?

不妊治療体験

赤ちゃんはいない?妊娠判定2回目…41歳の厳しい現実

妊娠判定から1週間後、2回目の妊娠判定の日がやってきました。

お腹の中に小さな小さな命が宿っている。

ただ、それだけで何だか暖かい気持ち。

「妊娠初期なんだから、電車も階段も人ごみも気をつけるように」

と主人に念を押され、病院へ。

病院に着くと、今日も血液検査から。

妊娠判定で陽性だったのに、いったい何度目まで妊娠判定ってあるのかな?

これまでと違った余裕のある気持ちで待合室で過ごしていました。

ですが…

「診察室へお入りください」と声をかけられ、一瞬で心が固まりました。

え?内診室じゃないの? 何で診察室なの? この前と違う…

診察室までの道のりが重く長く感じられました。

内診するまでもないってことは、そういうことなんだ…

と、診察室に入る前に悟りました。

先生は血液検査の結果を指さしておっしゃいました。

「残念ですが、HCG値がこの数値では2~3日中に生理が来てしまいます」

病院を出てすぐに主人へ電話。

「ダメだったぁ、赤ちゃんダメだったぁー

ごめんね、ごめんね、ごめんねぇぇぇぇぇ」

道行く人がジロジロみても、涙は止まりません。

体外受精を受けたとしても40代の妊娠出産は簡単ではないということ。

改めて現実を受け入れなければならないと思い知らされました。

体外受精に進みたいけれど卵子の質を改善するための選択

妊娠判定1回目で陽性でした。

2回目の妊娠判定では化学的流産

着床してもその後、着床が継続できなかったために起こる、化学的流産。

一度は陽性反応が出ただけに、ショックは大きいものでした。

泣きそうになりながら、先生の話を聞いていました。

「前回、HCG値は陽性反応を示していました。
基礎体温を見ても、着床はしています。
ですが、その後、着床が続かなかったのでしょう。
ということは、次に何をすべきかが見えてきました。
卵もたくさん採卵できました。
着床もしてます。
しかし、育たないということは卵の質です。
すぐにでも次の体外受精をとお思いでしょうが、
ここは我慢して、質の良い卵をつくる体づくりをしていきませんか?
焦る気持ちは分かりますが、このままでは同じことを繰り返して
しまいます」

勧められたのは治験。

43歳の方で改善され、妊娠した実績があるというお話でした。

治験を受けるべき?体外受精がしたい!42歳になるのに

卵子の質が悪く化学流産になってしまった今回。

先生が進めたのは治験。

治験内容はAZUL(アズール)という海洋植物プランクトンを含むサプリ。

このサプリを飲んで、卵子の質を改善するというもの

内容は15,000円する物ですが、5,000円で提供し検査代は病院にて負担。

期間は3ヶ月。

自宅に帰り、さっそく調べてみました。

なんだか怪しそう…というのが私の第一印象。

細胞再生に効果があるらしく、ガンに効くという評判もあるようでした。

しかし、調べてもあまり詳しいものは見つからず…

主人とも相談をし、悪いものではなさそうだと判断。

同意書にサインして出すことにしました。

ただ、本当はすぐにまた体外受精に進みたい!

だって、もうすぐ42歳になってしまうのに!

時間がないのに、こんなことしてていいのか。

治験で頑張ってみても、本当に効果があるのか。

でも「体外受精をしても化学的流産を繰り返してしまう可能性が高い」

のであれば、今の状態で続けるわけにはいきません。

また、卵の質を良くするといっても、自分では何をしていいいかわかりません。

それならば、少しでも効果がある!というものは試してみようと思っています。

HCG値が下がって3日目、本当に生理が来てしまった

妊娠判定2回目で化学的流産だと発覚。

HDG値が下がってしまっても、諦めの悪い私は思っていました。

「もしかして、何かの間違いなんじゃないの?」と。

妊娠判定2回目で先生はおっしゃっていました。

「2~3日で生理が来てしまいます」と。

でも、その後も高温期が続き、基礎体温は37度。

あれから2日経過したけれど、37度のままだよ。

本当に明日に生理がくるの~?

来そうな気配なんてないよ~って。

けれど、あれから3日目の朝、ついにやってきました。

37度あった基礎体温は36.42度へ急下降↓

うわーーー! ホントに下がったぁぁぁ

その後、しっかり生理が来てしまいました。

頭では分かってはいても生理が来るまでは「もしかしたら」なんて。

しかし、さすがに諦めがつきました。

ショックで落ち込んでしまっていたけれど、がんばる!

やっと気持ちを切り替えることができました。

普通の流産と違うの?化学的流産ってどういうこと?

化学的流産とは。

妊娠反応は陽性と出ますが、エコーでの胎嚢や胎児が確認されないうちに出血がはじまり、

流産してしまう事。

「流産」と名前が付いてはいますが、医学的には化学的流産を「流産」とはいいません。

化学的流産は、産婦人科受診などで書く問診票の「流産回数」にもカウントしません。

受精はしたものの、着床が続かず、いつもの生理のように血液と一緒に受精卵が対外に

排出されてしまい、自覚症状はほとんど無く、後遺症の心配もない…

というのが化学的流産です。

このような化学的流産は多くの人が経験しているといわれています。

それも、知らないうちに…です。

生理が遅れているのかな?と思っていると生理が来て、気づかないうちに化学的流産

してしまっているケース。

この頃に市販の妊娠検査薬を使用すると「陽性」を示すことも多いようです。

私の場合も同じような感じでした。

顕微授精をし、妊娠判定の際に「陽性」と判断されたものの、2回目の妊娠判定では

化学的流産という結果。

一度は妊娠したと聞いただけに、とてもショックでした。

もし、体外受精や顕微授精などではなく、自然妊娠だった場合はこの段階で病院に行く

方は少ないため、自分でも気づかないうちに化学的流産となっているのでしょう。

いつもより、ちょっと高温期が長いかな。

いつもより、ちょっと体温が高めかな。

と、思っているうちに生理がきてしまうといった感じでしょう。

化学的流産の原因とは?

妊娠してからの流産は染色体異常による自然淘汰などの原因が考えられます。

化学的流産の場合は、ほとんどは受精卵の異常、または黄体機能不全によるものと

いわれています。

 

黄体とは。

卵巣で卵胞が排卵した後に変化してつくられる器官。

主にプロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌し、受精卵の子宮内膜への着床や妊娠の

維持に重要な役割。

 

黄体機能不全とは。

黄体からのホルモン分泌が不十分になったり黄体の存続そのものが短縮する状態。

子宮内膜が薄く着床しにくい。

高温期が短く、高低の温度差がないため、卵が成熟していない排卵障害を起こします。

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