42歳、赤ちゃんは産めないの? 2度目の稽留流産に号泣

4度目の体外授精へ

不妊クリニックを卒業するはずだった日の長い長い1日

体外受精4度目の挑戦で、順調に迎えた妊娠8週目。

受付で「本日、紹介状をお渡ししますから」と言われ、いよいよ卒業なんだ!

と喜びが湧き上がってきました。

 

先週に心拍確認、いよいよ卒業、転院先の病院も決めていました。

不妊クリニック卒業かと思うと、長い待ち時間も苦になりません。

私の番がやってきて、内診室へ。

これまでの体外受精後では不安だった内診。

ですが、今回は順調・順調で、1度も不安もなく、安心していました。

 

「前回、心拍が確認できて、今日で8週目!卒業ですね!

 

先生の声は今日も温かく感じます。

しかし、内診が始まり、空気は一転。

先生の声は曇り始めました。

「んーーーーーー」

 

モニターを見ると、先週とは明らかに違うことに気づきました。

私の手が震えだしました。

 

「残念な事を伝えなければなりません。

先週、見えた心拍が見えなくなってしまいました

稽留流産してしまっています

心拍確認されてからの流産は比較的少ないんですが、

こういうことって稀にあるんですねよ」

 

遠くに先生の声を聴きながら…

震える手を押さえるようにギュッと握りしめていました。

心拍確認後の流産の確率は1%~5%?

 

思いがけない「稽留流産」という言葉。

私、また稽留流産したんだ。

あまりのショックに脳が処理しきれていないのか、何の感情もわいてこない。

ただ、先生の話を他人事のように聞いていました。

 

8週目だと流産の確率は3%~5%

9週目で2%~3%。

10週目になると1%程度と低いんですよ」

 

たった数%に私、また入ったってこと?

稽留流産はこれで2度目。

 

内診が終わり、待合室へ。

前回、稽留流産した時は、内診の時も診察が終わっても涙が止まらなかったのに。

なのに、何故か涙が出ない。

稽留流産したって、たった今言われたのに、涙が出てこない。

ただ、手の震えは止まらない。

 

稽留流産の手術説明のため、看護師さんに呼ばれ、診察室へ。

手術の予定表はびっしりと埋まっており、11日先までいっぱい。

唯一、空いているのは翌日の午前8時のみ。

あまり遅いのはすすめられませんと言われ、流産手術は翌日に決定。

 

となると、流産手術の前処理であるラミセル挿入は前日の今日?!

結局、夕方にラミセルを挿入することになり、一旦、病院を離れることに。

2度とも心拍確認後の流産…

何で?突然の流産、流れ作業のように流産手術へ進んでく

 

一旦、病院を出たのは13時。

すぐに、主人へ電話を入れました。

 

遅い連絡は不妊治療クリニック卒業のため、色々手続きがあるのだと思っていた主人。

「あのね、赤ちゃん、ダメだった。また、稽留流産しちゃった」

そこまで言った途端、涙が溢れだし、人が行きかう中、座り込み号泣。

もう立つことも出来なくなってしまいました。

 

電話の向こうで、一生懸命に励ます主人。

悲しくて、申し訳なくて「ごめん」を繰り返していました。

 

今日、卒業するはずだったの。

なのに、稽留流産したって。

しかも、これからラミセルの挿入して、明日には流産手術。

何が起こっているのか、全然分からない。

気持ちが付いていかないのに、私を残してどんどん進んでいってしまう。

 

その後、ラミセルの挿入まで3時間あまり。

どこを彷徨ったのか、記憶がない。

 

 

病院に戻り、流産手術の前処理が終了。

渡されたのは、流産手術の同意書だった。

産婦人科の紹介書を貰うはずだったのに、流産手術の同意書に変わっていました。

喜びいっぱいだった朝の来院から、8時間で状況は一変。

たった8時間だけど、信じられないくらい長い長い1日でした。

 

ブログを通し、喜び、応援してくださった皆様へ感謝申し上げます。

今回もこのような結果に終わってしまい、残念でなりません。

何も手につかない日々でしたが、ようやく落ち着き、前を向く決心が出来ました。

また、がんばります!

いつか、諦めなければならない日が来るかもしれません。

でも、今はまだその時ではないと思っています。

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