はじめての水天宮 安産祈願ではなく子授け祈願
子授け祈願がストレス満載とは思わなかったです…
流産後の何も進まない今、出来ることを考えて向かった水天宮。
子供が欲しい!と、今は祈るくらいしかない。
子授け祈願に向かった水天宮は今回が初めてでした。
もちろん、水天宮と言えば「安産祈願」
妊娠5ヶ月になったら祈願に出向こうと思っていた水天宮だったのに…
子授け祈願に来るとは考えてませんでした。
不妊治療に通っている病院は産科がありません。
そのため、妊婦さんやお子さん連れの患者さんは少なめ。
それでも、長い待ち時間中、隣にお子さん連れの方が座ると心がざわついたり。
いいなぁ…って。
完全アウェーの子授け祈願に心折れそう
私は安産祈願じゃない、子授け祈願。
安産祈願に訪れる人を少しでも避けるため、戌の日以外に行こう!
でも、そんなことムダでした。
水天宮なんですよね。
「子授け祈願」に行くのはごくごく少数派。
朝10時に水天宮に着きましたが、人・人・人・人だらけ~
初詣でもないのに、こんなに参拝者が多いなんて驚き~
その殆どは、妊婦さんと赤ちゃんを抱いたお礼参りの人たちばかり。
幸せそうな人たちに囲まれ、完全にアウェー状態の私…
子授け守りを求めて並んだ列。
私の横に赤ちゃんを抱いた方がいらっしゃいました。
お母さんの肩越しに赤ちゃんはじっと私の顔を見ています。
「安産祈願に来た時は4時間待ちだったんですよ♪
でも、並んだお陰で無事に生まれましたぁ!」
そんな声が聞こえてきました。
4時間待ちって…病院といい、祈願といい、どこも待ち時間が長い。
お守りを求めるだけなら早いのでしょうが…
祈願・祈祷のため、一人一人がフルネームを書く時間が結構かかるよう。
朝一番か、もっと夕方を狙って来れば良かったなと後悔。
並ぶこと35分。
私の順番が回ってきました。
行列は長く、人も多いのですが、ベビーカーを持つ人が多いため幅を取っているみたいです。
1時間は覚悟していましたが、思ったよりは早く順番が回ってきました。
お隣の方も、そのまたお隣の方も揃って安産腹帯セットをお求めです。
「子授け守りを…」
情けない…私は小さな声になってしまいました。
子授け守りは2000円。
自分の名前を書いて渡すと「明朝、祈願いたします」とのこと。
子授け祈願料が込みなので、お守りだけと思えばちょっと高額。
水天宮前に出ると「腹帯無料配布していま~す、どうぞ!」と出店の人が私に差し出す。
まだ受け取れない、私はまだ必要ないんですけど…
赤ちゃんを抱く家族、妊婦さん、幸せオーラ渦巻く水天宮。
いつか、私も水天宮で安産腹帯セットを!と心に決め、水天宮を後にした。
流産後の私にとって、妊婦さんはとても羨ましい存在。
次こそは妊娠したいと子授け祈願に出向きましたが、ちょっとしたストレスも。
子授け祈願に水天宮へと思ってらっしゃる方は、ある程度覚悟してのぞんで欲しいです。
子どもを諦めないで!流産7回するつもりで覚悟して!
2度続けて流産をしたことで、「不育症」を疑った私。
不育症の検査を受けるべきか、先生と看護師さんに聞いてみました。
先生も看護師さんも「不妊症の検査は受けなくても大丈夫」と。
理由は、40代の人は4回、5回流産するのは普通だから。
また、不育症の検査をしても、原因が分からないことの方が多いから。
そして、看護師さんの力説が始まったのです。
40代の流産率は40%~50%。
染色体異常は70%以上もある。
正常な受精卵はほとんどないと考えなければならない。
その正常な受精卵に出会うまで、頑張らないと!
流産2回なんて、40代では当たり前!
40代の流産は4回、5回経験する人が多いの。
妊娠・流産7回はするつもりで!
それくらいの覚悟を持って!
40代の妊娠はそれほど難しいんですよ。
でも、あなたは妊娠出来たんです。
卵が育たない、採卵出来ない、受精しない、移植できない、着床しない、妊娠しない。
そんな方がたくさんいるんです。
そんな中、あなたは3度も妊娠できたんですから、自信を持って!
諦めることは簡単よ。
でも、諦めたらそこで終わり。
それに、妊娠・出産よりも、その後の方が大変なんだから。
産まれた後に子育てを投げ出すことなんて出来ないのよ。
もっと大変なことが待ってるの。
だから、ここで諦めないで!
50代後半くらいの看護師さんでしょうか。
一気に畳み掛けるように発せられた言葉は熱くて力強かったです。
流産7回には驚いたけれど、流産2回で落ち込んでちゃダメなんだ!
40代での妊娠・出産は大変なことだと改めて痛感。
だからこそ、今出来ることは何だろう…