42歳と43歳の間にある壁 不妊治療助成金の制限について

不妊とお金の問題

不妊治療助成金が年齢制限される案は流産率が関係?

昨日のあるテレビ番組を見ました。(2013.8)

不妊治療助成金の制限について…の内容。

不妊治療助成金年齢制限、これまでの39歳まで案、今回の42歳まで案。

 

どちらにしても、現在43歳の私は圏外な話。

 

先日のニュースも流して聞いていました。

不妊治療の公費助成に年齢制限を設ける方向で議論している厚生労働省検討会

の作業チームが、助成対象を「42歳以下」とする案が検討されているとニュース。

 

テレビ番組にはその不妊治療助成金年齢制限の検討会のメンバーである大学教授

が解説されていました。

なぜ不妊治療助成金の年齢制限が、42歳まで(43歳未満)なのか を。

 

40代なのですから、42歳も43歳もあまり変わらないようにも思います。

ただ、43歳の私の実体験から感じることがあります。

この年代の1歳はとても重い…

1年でどれだけ老化しているのか、考えるだけで怖いです。

42歳と43歳の違いに愕然…急激にあがる流産率

テレビ番組で不妊治療の公費助成に年齢制限を設ける方向で議論していまいした。

その中で、大学教授が説明したのは“流産率”でした。

 

42歳から43歳で流産率が10%近く上がっているといいます。

42歳の流産率、46.5%

43歳の流産率、55.2%

 

たしかにグンっと上がっています。

私自身、流産が続いているので納得せざるを得ないといいますか、

実感しているといいますか…

もちろん個人差はあるでしょうが、紹介されているデータはそうなっていました。

 

流産率は43歳になると、一気に50%越え。

ここに線が引かれています。

妊娠率の方は42歳と43歳では多少違いがある程度なのです。

なのに、流産率になると、こんなにも違う。

 

 

これが42歳と43歳の壁ということでしょうか。

 

年齢が高くなるにつれ、治療効果が出にくく、流産や合併症のリスクが増えます。

けれど、ゲストの田中美奈子さんは40歳で第一子、42歳で第二子を授かっています。

自然妊娠だったとのこと。

40歳を超えて自然妊娠出来る方もいらっしゃいます。

 

また、受給制限は年齢制限だけではありません。

受給上限を回と6回。(ただし、40歳以上3回)

出産に至った人の9割は治療開始後6回までに妊娠していることから…だとか。

 

私が不妊治療のクリニックを訪れた頃、同じ話を聞いた覚えがあります。

6回で9割?

えぇ~ 6回も体外受精も受けるなんて、そんな時間もお金ないよ~!

って、思ったのに、すでに移植は4回受けているんですよね。

 

ちなみに、これまでの39歳まで案の解説は…

妊娠率が39歳まで10%に対し、40歳以上では7%程度と桁が変わります。

ここでは 妊娠率 での線引きだったらしいです。

 

不妊治療助成金の年齢制限は、医学的な有効性と安全性から判断しているという話。

データだけでなく、子供を望むたくさんの人たちの思いもくんで欲しいなと思います。

検討の結果、今後どうなっていくのでしょうか。

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