体外授精でも授からない、子どものいない未来を考えてみる

妊活コラム

着床前診断で全滅、二人のこれからを考えてみよう

 

「後悔しないよう出来る限り頑張ろう!」と二人で決めた不妊治療。

不妊治療を開始してもう2年半以上。

採卵4回。 移植4回。

うち、妊娠3回(内、心拍確認後の流産が2度)

 

そして、今度こそはと着床前診断にチャレンジ!

しかし…

 

着床前診断の結果、2個の胚盤胞は染色体異常でした

採卵13個、全滅

 

そろそろ「不妊治療の終わり」を考える時がきていると感じました。

本当は遅いくらいかもしれないけど…

 

着床前診断の結果を聞いた夜、主人と話し合いました。

これまでも何度となく話題にしてきた不妊治療の終わりを。

 

そろそろ不妊治療の終わりをちゃんと決めよう。

 子供のいない未来も考えていこう」と私が言うと、

主人は黙っていました。

 

「子供がいなくても、2人でもきっと楽しいよ」

結婚したとき、主人は私にそう言ってくれました。

 

子供のいない2人の未来を考える。

今回の治療が最後にはしたくない。

でも、不妊治療の終わりを考える…それも考えなくては。

 

もう一度「終わりを決めよ」と言うと、

主人は考え込んだまま。

結局、首を縦に振ることはありませんでした。

もう少し、あともう少しだけ不妊治療を続けたい

卵子の老化を突きつけられた着床前診断。

13個採卵、2個胚盤胞、そして正常卵はなしの結果。

 

40代の私にはもう正常卵は残っていないのかもしれない

悪い事ばかり考えてはウジウジ…

「卵子老化の衝撃」再び本を開いては、さらに落ち込んだりしました。

 

気持ちを切り替えようと少しネットを離れている間、たくさんの方からの

メールやコメントを頂きました。

本当にありがとうございます!

 

43歳という超高齢だけれど、やっぱり子供を産みたい。

やっぱり、まだ諦められない。

 

もう少し、あともう少しだけ頑張ってみようと思います。

結果がどうであれ、今のままでは後悔が残る…そんな気がします。

孫の顔見たい!母の願いを胸に不妊治療を続けます

母からの電話は叔父の胃がん手術の話。

そして、必ず聞かれるこの言葉「何か変わったことない?」

これは母の口癖。

「何か」はオメデタ報告を意味しています。

 

着床前診断の結果、胚盤胞2つともが染色体異常。

オメデタ報告なんて出来る日が来るかどうかなんて分からない…

 

気を遣ってか、直接的にはあまり妊娠の話題を出さなかった母。

でも、叔父の胃がんの話を聞き、色んな思いがめぐったのかもしれません。

元気なうちに孫の顔を見れるのだろうかって思ったのかもしれません。

 

母はしんみりと言いました。

 

もう43歳か。

 子供産むには難しい年齢になってしまったなぁ

 

母は、不妊治療には反対。

反対だけれど、私の妊娠を待ち望んでいます。

周りに40代で自然妊娠し出産している人がいるから、娘だって大丈夫だと。

 

でも、結婚時40歳と11ヶ月だった私はもう43歳。

今、もし妊娠出来たとしても出産は44歳になってしまいます。

母もさすがに難しいと思い始めたのでしょう。

ただ、その言葉から孫の顔を見たい…という思いが伝わってきます。

 

電話を切る前、母は言いました。

43歳でも、産めんってことはないと思うで!」と。

どうやらまだ諦めてないな…これは!

諦めの悪い私の性格は母譲りだと感じました。

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