諦められない不妊治療、ピルで調整して44歳の採卵へ
年齢的にも、経済的にも、すでに限界。
不妊治療の壁はとんでもなく高いんですよね。
だけど、私の気持ちが限界に達していないんです。
もしかすると、不妊治療の一番の壁は…
子どもを諦められない気持ちなのかもしれません。
妊娠判定の日、病院でピルを貰って来ました。
薬の影響を考慮して、生理周期を調整するため。
生理が始まったら、3日目にピルを飲む。
薬7日を飲み終われば、3日~7日ほどで生理が来る。
生理が来たら、また3日目に大谷レディスクリニックへ。
そして、採卵から始まる。
また、何度も何度も難関をクリアしなければならない。
自己注射の毎日。
採卵し、いくつ胚盤胞になったかと心配し。
着床前診断の結果は心臓が破裂しそうなほど緊張する。
そして、やっと移植にたどり着ける。
移植までの道のりは遠い。
でも、きっと次は大丈夫!
採卵に向けて、また一から頑張っていこうって思います。
着床前診断に向け、アンタゴニスト法で採卵
ピル服用が終わり、3日目に生理♪
そして生理3日目、大谷レディスクリニックへ。
何度も注射で刺激してきた私です。
そろそろクロミッドでと言われるだろうな…
そう思っていたけれど、副院長先生は迷わずおっしゃった。
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あなたの場合、意外と採れるんよね。
だから、アンタゴで行けるんちゃうかな。
この前8個、その前が12個。
年齢の割には採れてるよ、意外とね!
先生 “意外と” を連発しますね~
確かに、私も意外でしたけど。
今回もそうなれば良いなと願い、アンタゴニスト法に決定!
hcg注射とブセレキュアの違いとは?
先日の診察は副院長先生はお休み。
お久しぶりに院長先生の診察。
この日からアンタゴニスト注射を開始です。
2種類の注射。
卵を大きくする注射と、排卵を抑制する注射。
1日分を持ち帰り、また診察。
卵ちゃんが育たず、採卵がなかなか決まりません。
そして、また次も院長先生の診察。
やっと採卵が決定~♪
ただ、今回はhcg注射ではなく、ブセレキュアをすることに。
大谷レディスクリニックでの採卵は今回で3度目。
前回も前々回もhcg5000を使用。
ブセレキュアを使用したのはKLC以来。
理由が知りたい!!
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どうしてhcgではなく、
ブセレキュアなんですか?
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hcgではOHSSのリスクが高くなるので、
ブセレキュアがいいでしょう
この日は注射なし。
ブセレキュアは今夜21時半と22時の2回。
両鼻に3~5回ずつ点鼻すること!
44歳の採卵でも意外と採れる?!その数、なんと…
絶対に良い卵ちゃんがたくさん採れる!
そう願いながら、採卵室へ。
採卵後、目が覚めるとお腹が痛い。
かなり張っている状態です。
すぐに痛み止めを貰い、おさまるのを待つことに。
暫くして、診察。
今回も採卵してくださったのがO先生だと判明。

今日の採卵、19個でした
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えぇっー?! 19個?
思わず大きな声を上げてしまいました。
うそ~ 私、44歳になったんだよ。
44歳にして、これまで最も多い採卵数。
しかもショート法じゃなく、アンタゴニスト法で。

たくさん採れてますから、
卵巣が腫れるのを抑える注射をしますね
注射はアンタゴニスト。
排卵を抑制する効果のほか、卵巣の腫れを押さえる
効果もあるらしいです。
でも、この19個のうち、いくつ胚盤胞まで育ってくれるのかな?
採卵数が多くても、あまり関係ないんですよね。
病院を出て、すぐに主人に報告。

へっ?! 19個??。
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まさか44歳で19個なんて、
有り得ないよね~

よく頑張ったなぁ!
ゆっくり帰っといでな
よっぽど嬉しかったのか、声がいつもより上ずってる♪
でも、まだまだこれからだよ。
これからなんだよ!!
着床前診断の費用と正常卵の確率
大谷レディスクリニックでの採卵は19個。
胚盤胞を着床前診断することになります。
着床前診断の費用はとても高い!
数が多いと費用が高すぎて困るけれど、少ないと不安に。
私たち夫婦の予想は3個~4個。
ドキドキの凍結確認の日がやってきました。
大谷レディスクリニックの混んでいる時間を避け、
かなり早めに電話を入れてみました。
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今回ね、4個!4個ね!
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ありがとうがございます♪
凍結胚盤胞は4個。
私たちの予想は的中だ。
着床前診断の費用は恐らく30万円台後半。
採卵19個中、胚盤胞が4個。
確率的にはとても低いです。
大谷レディスクリニックでの初診で言われたのは
40代の染色体異常率は7~8割。
19個中正常卵が1個となれば、とてつもなく低い確率…
でも、44歳なんだから当然の結果だと思います。
次は、4個を着床前診断し、正常卵があるかどうか。
週末は桜の見納めでした。
来年の桜、3人で見ることができるでしょうか?
桜の花びらが舞う光景を見ながら思った、不妊治療4年目の春。