着床前診断のカウンセリングを受けるために必要なことは?

まさかの着床前診断

着床前診断を受けるためにはまずは診察を受けるべし

希望の着床前診断!いざ、神戸へ!

神戸への帰省は随分前から決めていました。

お正月は妊娠中で帰省できなかったためです。

すでに飛行機のチケットは手配済み。

 

そんな時に先生から出た着床前診断という言葉。

凄いタイミング!

今行かなければって言われてる気がしたのです。

 

着床前診断ををすすめられた日、即・大谷クリニックへ電話。

ラッキーなことに帰省予定中に予約が取れたのです。

これは間違いなく「行け」って言われてる!…

と思い込みの激しい私は一人で納得。

 

ただ、着床前診断を受けるには、まず院長先生の診察を受けること。

その後、着床前診断のカウンセリングをけなければならない。

しかし、そのカウンセリングの予約は電話では不可。

まずは院長先生の診察を受けなければ先に進めないということ。

 

大谷クリニックのあるミント神戸14階へ到着。

窓からの景色に足が止まりました。

東側は震災前とあまり変わっておらず、懐かしさと悲しさで胸がいっぱい。

18年前に働いていた場所です、あの頃が蘇りました。

震災が起こった時間が少し遅ければ、私はビルと共に終わっていたかも。

 

待ち時間の間、窓の外の風景を見ながら地獄だった十数年を思い出し、

気持ちはどんより。

あの頃、私はまだ24歳。

あの頃、結婚していれば、今頃は子供いたのかな?

震災さえなければ…

 

壊れてしまった過去を思い出しながら、待つこと1時間15分。

診察の順番が回ってきました。

でも…せっかく来たのに、さらに気分が沈む院長先生のお話が始まりました。

着床前診断を拒否された?!おすすめできません!

希望を抱いてやってきた神戸・大谷レディスクリニック。

ですが、いきなり厳しい現実を突きつけられました。

着床前診断を受けるためには、まず今回のように院長先生の診察を受けること。

その後、着床前診断のカウンセリングを受けること。

それから治療がスタートするそうです。

 

ですが…先生の言葉は衝撃でした。

なんと、

着床前診断のカウンセリングは予約待ち、7ヶ月半!

な、な、ななかげつはん?!

もちろん、カウンセリング後すぐに採卵できるわけではありません。

1、2ヶ月後にはなるので、採卵・移植は早くても今から9ヶ月後くらいか。

まぁ、ある程度は予測していたので、仕方ありません。

 

しかし、それ以上の衝撃が私を襲いました。

これまでの治療経緯など一切見ず、先生は私の年齢を見ておっしゃったのです。

着床前診断はおすすめ出来ませんと。

無表情で淡々と発せられた言葉。

これって、断られてる? …よね。

神戸まで来たのに着床前診断を拒否されちゃった…

先生が「着床前診断をすすめできない理由」

年齢が42歳…

着床前診断を受ける頃にはもっと卵子が老化している。

費用がかかるだけで、着床前診断をしても移植できない可能性が高い。

 

40代の染色体異常は70%

中には80%、90%という人も少なくない。

さらに、正常卵子があったとしても着床・妊娠するとは限らない。

 

自分の年齢くらい分かっています。

不妊治療歴は2年。流産2回。

それくらいの知識はあります。

ある程度分かった上で、やってきたのに。

門前払い的な先生の対応に超ショック。

 

でも、先生のおっしゃっていることも、ごもっとも。

自分でも分かっています。

もうすぐ43歳になるのです。

42歳では着床前診断は受けてもダメってことですか?

でも、着床前診断を受けたいと決意し、やって来たんです。

あ~そうですよね、無理ですよねって、帰れない!

これまでの妊娠・流産歴と現在の状況。

着床前診断は通院している先生からのすすめであることも告げました。

 

けれど、先生は「やはりおすすめは出来ない」とおっしゃるだけ。

着床前診断なら流産を防げるかもしれない!と期待を抱いていただけに

どうしたらいいのか頭は真っ白。

着床前診断を受けるどころか、最初の段階で拒否られてる。

 

結局、先生とお話した結果。

このまま地元の病院で不妊治療を続けた方がいいとの事。

 

その結果、妊娠に至らなかった場合、着床前診断を受けたい。

7ヶ月半後の着床前前断カウンセリングを予約したいと言いました。

先生は「予約をとるのは別に構いませんけど…」と。

「構いませんけど」に続くのは否定的な言葉だとヒシヒシと感じました。

 

さらにショックを受けたのは病院を出た後のこと。

着床前診断の資料の他に、提出したはずの治療データと何故か問診票が手元にあるのです。

受付で書いた問診票まで返されてしまった。

問診票を返されたなんて生まれて初めて… 。

何だか、2度目はないよと言われたように感じてしまった。

 

ショック連発でさすがの私も落ち込みました。

この先、どうしよっかな。。。どうしていいのか分からない。

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