妊娠しやすい稀な42歳、このまま流産を繰り返す?!
2度目の流産手術後から3週間後に生理、子宮鏡検査、血液検査。
その後、先生からお話がありました。
「あなたはとても妊娠しやすいようです。
通常、染色体異常の場合、殆ど着床すらしない。
稀に妊娠してもすぐに流産します。」
先生に妊娠しやすいと言われて少し驚きました。
「ですが、あなたの場合は4度の移植全てで着床まで至り、
そのうち、3度も妊娠しています。
42歳という年齢では非常に高い妊娠率です、とても稀です」
珍しくても、良い意味だから嬉しかったのですが…
先生はお話をつづけました。
「しかし、そのため…
残念ながら、今後も染色体異常の受精卵でも妊娠し、
今後も流産を繰り返すという結果が考えられます」
まさかの話に固まってしまいました。
妊娠しやすいから流産を繰り返すなんて…
衝撃・先生が他院の着床前診断をすすめるなんて?!
先生はじっと黙った後に、おっしゃいました。
「着床前診断という方法があります」と。
着床前診断という言葉は私も知っていました。
大谷レディスクリニックのニュースを見た時、私は妊娠中。
流産するとは思っていなかったため、着床前診断のことまでは
頭にはありませんでした。
「染色体異常を受精後に調べる検査です。
当院では着床前診断は実施していません。
移植前に受精卵の染色体異常が分かれば、流産を防ぐ確率が上がります。
ただ、着床前診断を行なっている病院は少ないです。
神戸の大谷クリニックと、長野の諏訪クリニック。
あなたの場合、着床前診断という選択も考えられてはと…」
神戸と長野にしかない?!
そんな着床前診断をすすめるということは?
着床前診断が私に向いているかもしれない?!
先生から着床前診断をすすめられている!
他院への転院をすすめるなんて、思いもよらないこと。
激しく動揺しました。
排卵誘発→採卵→培養→移植→妊娠→流産→流産手術→生理2周期
この一連の流れは半年程の時間を費やします。
あなたは妊娠しやすいです。
他の人が妊娠しないような染色体異常の受精卵でも毎回妊娠。
そして、流産を繰り返し、時間を費やし、年を取っていく…
先生はそうおっしゃっているようです。
「まぁ、まだ凍結胚が残っていますからね。
次回の凍結胚移植へ向けて準備していきましょう!」
思いがけない着床前診断のすすめ。
流産が続き、着床前診断を考えなくはなかったのですが…
費用がかかること、遠方であることなど壁は高い。
でも、どうしよう。
先生がわざわざ別の病院をすすめてらっしゃる。
まさか、先生の口から着床前診断の言葉が出るとは思ってもみません
でした。
凍結胚移植に、着床前診断。
どうする、私? どうするのーーー?!