2度目の体外授精 胚移植から凍結・妊娠判定までの流れ

2度目の体外受精

体外受精、胚移植の成功率と年齢との深い関係とは?

体外授精の成功率はどのくらいなのでしょうか?

世界でいえば、1回の採卵あたりの出産率20.1%

しかし、日本の場合はたったの6.2%しかありません。

かなり低いことが分かります。

体外受精の成功率が低すぎる、日本は世界一の不妊大国と言われてます。

ただし、日本は体外受精が行われている件数は世界一!

治療件数はとてつもなく多いのに、成功率はとても低いという現実。

どうしてこんなにも体外受精の成功率が低いのでしょう。

考えられる理由はやはり高齢出産。

日本では体外受精の実績の3割が40代なのです。

私自身も40代で不妊治療中。

しかし、高齢出産のぞんでいたわけではありません。

結婚したのが41歳目前だっただけのこと。

私のように晩婚の方、子どもが出来ず40代になってから不妊治療をはじめた方。

人それぞれの事情があり、40代で不妊治療をされてることと思います。

体外授精にかかる費用は高額。

そのうえ、40代ともなると体外受精であっても妊娠率はとても低いのです。

ただ、妊娠率は低くても妊娠出産されている方がいらっしゃることは勇気になりますね。

胚移植の流れ詳細 気になるトイレや費用について

体外受精、2度目の挑戦です。

長い自己注射を経て、採卵が無事に終わり、やっと胚移植の日がやってきました。

胚移植前は尿をためる必要があります

尿がしっかりたまっていないと、お腹の上からの超音波では子宮・内膜が見えないのです。

病院に来る前にトイレに行って以来、そろそろ2時間。

予定時間が過ぎており、尿がたまって、そろそろトイレへ行きたい!

と思ったときに、やっと声がかかりました。

検査着に着替えます。

採卵と違い、麻酔を使用しないため、コンタクトレンズは外さなくてもOK。

髪の毛を束ねて、手術台へ上がりました。

看護師さんがお腹に超音波をあて、尿のたまり具合をチェック。

「あ~たまりすぎ。ちょっと抜きますね」と管を入れられて、少し尿を出しました。

お陰で少し楽になったぁ~…

超音波はぐっとお腹に押し当てるため、尿がいっぱいだとお腹が痛くて辛かったのです。

その後、足が固定されたまま、さらに待つこと25分。

「遅くなりました」と、やっと先生がご登場。

 

名前をフルネームで確認し、いよいよ体外受精・胚移植のスタートです。

「はい、では洗浄します」と…何か違和感を感じます。

しかし、何をされているのかは見えません。

「はい、では、モニターを見ていてください」と、目の前にモニターが設置されました。

「はい、入りましたよ。小さいですが、白っぽいものが見えますか?」

黒いモニターの中に映し出された子宮内の映像。

その子宮の中にわずかに白っぽい小さい点が見えます。

これが、卵かぁぁ♪と小さい小さい我が子に感動。

洗浄から、移植までわずかに10分足らず。

「それでは、妊娠判定は10日後になります」

胚移植はあっという間に終了し、その後は安静室で1時間ほど横に。

黄体ホルモン製剤のプロゲストンを注射。

プロゲステロン膣座薬と、プロギノバを受け取って全て終了。

膣座薬は朝晩の2回、プロギノバも朝晩の2回。

妊娠判定までずっと続きます。

本日のお会計は、213,965円

胚の培養代、移植費用、注射、薬、膣座薬など)

妊娠判定まで10日! ただ、ただ、祈るだけ…

はじめて凍結できた!胚凍結保存費用は高額の…

胚移植の翌日、追加培養していた卵子が凍結できたかどうかの確認です。

前回は12個採卵して、2個移植。

残りの卵は凍結することが出来ませんでした。

今回は、前回に比べると卵の状態が良いと聞いていたので、少しだけ期待していました。

病院へ凍結確認の電話を入れました。

2つ凍結することができました。1つは胚盤胞まで育ちました。

もう1つは胚盤胞まではなっていませんが、良い状態でした」とのこと。

2つ?! 凍結が2つも!

前回は1つも凍結できなかったので、驚きです。

しかも、1つは胚盤胞まで育った~!!

初・胚盤胞です、私たちにとって。

もっと多く凍結できる人もいらっしゃると思います。

しかし、凍結が出来たというだけで、私たち夫婦には凄い進歩!

前回は12個も採卵できたのに、一つも凍結できず…

それが、採卵した数は少なかった今回の方が凍結することが出来た。

数ではなく、卵子の質の問題ということですね。

卵子の質が少しは良くなっているということなのでしょうか?

だとすれば、嬉しいのですが…

もしも、昨日の胚移植がダメだったとしても、凍結胚があれば続けて移植が可能♪

絶対に妊娠したい!という気持ちが大きいだけに、凍結できたという報告は気持ち的にとても楽になりました。

胚凍結保存費用は、¥50,000-でした。

やはり胚凍結費用は高額です。

しかし、もう一度誘発から始め、採卵・培養という流れを考えればお安めです。

そして費用よりも、心身ともに負担が減るのが一番嬉しいことです。

妊娠判定まで約10日程度です!

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