大出血、陣痛並みの張りが続き、いよいよ。
覚悟していたとはいえ、妊娠33週の早産となると
不安と心配で、いっぱいいっぱいです。
出血後すぐに別室でモニターチェック。
自分のベッドに携帯を置いてきてしまったことが
気にかかりました。
主人に連絡が出来ない…
もしかすると、今から帝王切開手術かもしれないのに。
どうしよう、どうしよう
NICUがない…妊娠33週の早産リスクで不安だらけ
妊娠33週で帝王切開になっちゃうのかぁ。
やっぱりもう少しお腹の中で育てたかったなぁ。
それに、この病院にはNICUがない。
早産になると私と離れ、赤ちゃんだけNICUのある病院
に運ばれることになります。
やっと会えるのに、離れ離れになってしまう。
一人で別の病院、赤ちゃんが心配。
早産なのに…
不安そうな顔をしている私に看護師さんはおっしゃった。
![看護師さん](https://nin.rinyushoku.org/wp-content/uploads/2020/12/yl224505895512114214320.png)
赤ちゃんが早く産まれたい!
って言ってるんだよ
慰めでも、少しだけ気持ちが楽になります。
ただ、良かったことが一つだけあります。
早産の場合、まだまだ肺が未熟で呼吸が困難。
そのため成長を促すステロイド注射をすすめられました。
副作用はないか、本当にこの時期にステロイド注射を
打ってもいいのかと主人とかなり悩みました。
このステロイド注射、最大の効果が現れるのが1週間後。
それ以降は徐々に効果は減少していくらしい。
注射したのはちょうど1週間前!
タイミング的にはバッチリ!!
少しでもあなたの助けになるかもしれない。
思いがけない主人の登場に涙が出そうだった
暫くして、今度は別の看護師さんが入ってきました。
![看護師さん](https://nin.rinyushoku.org/wp-content/uploads/2020/12/yl187339468912108211312.png)
今日、ご主人は?
![noco](https://nin.rinyushoku.org/wp-content/uploads/2020/12/プロフィール画像アイコンメーカー).png)
今日は来る予定はなくて…
![看護師さん](https://nin.rinyushoku.org/wp-content/uploads/2020/12/yl187339468912108211312.png)
連絡はとれる? 来れるかな?
あっ、これは帝王切開決まったなって確信しました。
ごめんね、赤ちゃん、早産になってしまう。
1ヶ月半も早く産むことになってしまう。
早産で体に問題はないだろうか?
きっと、赤ちゃんに大きな負担がかかってしまう。
ちゃんと呼吸は出来るんだろうか。
いっぱいリスクがあるかもしれない。
分かってはいたものの、急に不安が押し寄せてきました。
どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう・・・
不安で押しつぶされそうになったその時でした。
部屋にもう一人看護師さんが入って来られました。
![看護師さん](https://nin.rinyushoku.org/wp-content/uploads/2020/12/yl224505895512114214320.png)
先生が来たら超音波でチェックしますから。
と言った看護師さんのその後ろ、
見慣れた顔が・・・
そこに、主人の姿がありました。
目が合った瞬間、もう泣きそう!
看護師さんたちが居なかったら泣いてたかも。
![主人](https://nin.rinyushoku.org/wp-content/uploads/2020/07/ym201217163512107211326.png)
メール返って来ないから、
絶対何かあったって思って
![看護師さん](https://nin.rinyushoku.org/wp-content/uploads/2020/12/yl224505895512114214320.png)
すごーい! 夫婦だねー!!
主人の登場に看護師さんたちから拍手が巻き起こりました。
まだ息が弾んでる主人。
慌ててた来たのが分かりました。
主人は私の顔を見て
![主人](https://nin.rinyushoku.org/wp-content/uploads/2020/07/ym201217163512107211326.png)
大丈夫!
って笑いました。
一人じゃない、もう大丈夫、!
緊急帝王切開手術が決定、心配は自己血の貯血が足りない
主人が病院に到着してからは早かったです。
先生が見えて、超音波で最後のチェック。
![O先生](https://nin.rinyushoku.org/wp-content/uploads/2020/12/ym187339468912108213344.png)
手術は1時間後です
はやっ! 1時間後!
すんなりと緊急帝王切開が決定しました。
長かった安静生活もついにこの時が…
お腹の赤ちゃんは大丈夫だろうかと不安になって
いると、看護師さんがいいました。
![看護師さん](https://nin.rinyushoku.org/wp-content/uploads/2020/12/yl224505895512114214320.png)
赤ちゃん、2000gくらいかな
立派!立派!
昨日1900gって聞いたけど、大きくなってる♪
成長してる、きっと大丈夫!
![O先生](https://nin.rinyushoku.org/wp-content/uploads/2020/12/ym187339468912108213344.png)
以前から申し上げていますが、
前置胎盤のため、出血が予想されます
前置胎盤では大量出血のケースが多いといいます。
場合によっては、2リットルを超えることもあるとか。
前置胎盤の場合、胎盤が剥がれた部分から出血が止まらない
という危険な状態に陥ることあり、正常妊娠で起こる出血に
比べ、前置胎盤により起きた出血のコントロールが難しいの
だそうです。
また、癒着胎盤を合併している場合は殆どの症例で自己血では
足りないほどの出血を起こすため、輸血用の血液を十分に確保
されていると聞きます。
さらに、前置癒着胎盤では出血量が多くなると、子宮全摘出が
必要になってくる場合もあるそうです。
私が自己採血での貯血できたのは1度だけ。
たったの400ml。
恐らく自己血では足りないでしょう。
さすがに輸血は免れないなと思いました。