妊娠33週 緊急帝王切開手術から3日後。
待望の娘との面会の日がやってきました。
術後のお腹の痛みは相当なもので、一歩踏み出す
だけで激痛が走ります。
先生からは「ちょっと早いかな」とは言われました。
でも、一刻も早く会いたかったんです。
3日目に外出許可が出て、娘が入院している病院へ
帝王切開手術から3日後。
NICUのある病院に入院している娘に会い行きます。
外出許可は出たといっても、半日だけ。
車で片道1時間かかるので、会えるのはたった1時間ほど。
元気かな。
朝、搾乳したら6ml採れたよ♪
少しずつ量が増えてきたよ。
おっぱい持ってくからね。
やっと会える、娘に会える。
手術後は足がとんでもなくパンパン!
ゾウみたいな足になっています。
これじゃあ、靴が履けないかもしれない。
ドラえもんの足みたい♪
むくんだ足をみた主人が笑わせてきます。
笑うとお腹の傷がさらに痛い!!
怒りながらも自然と笑みがこぼれてきます。
スリムウォークを履くと良い感じです。
スゴ~い 着圧ソックスって効果ありあり♪
難なく靴が履けました。
病院を出ると青空。
車で娘が入院する病院へ向かいました。
新生児治療室NICUへ入る時のたくさんの注意点
新生児治療室NICUへ入る際、注意点があります。
髪の毛は束ねる。
貴金属類は付けない。
貴重品以外はロッカーへ預ける。
携帯・ビデオは持ち込めない。
着ていく服の素材も指定。
これは一部です。
もっともっと様々な規則がたくさんありました。
インターフォンでベビーの名前を告ます。
風邪症状がないかと聞かれ、OKが出るとドアがオープン!
荷物をロッカーに入れ、手を洗って消毒。
持参した冷凍搾乳を冷凍庫へ。
面会カードを記入してやっと中に入れます。
しっかり管理されており、すぐにNICUには入れません。
有難いことだと感じました。
生後3日後の小さな娘と対面 涙が溢れ、止まらない
担当の看護師さんがやってきました。
娘さん、今朝、GCUに移ったんですよ。
3日目にして、隣の部屋にステップアップしてました♪
NICUは新生児治療室。
GCUは新生児治療回復室。
治療室から回復室へ。
危険度が少し低くなったと言われたような気がしました。
手前は退院間近らしく、ベビーコットに眠る赤ちゃんたち。
その奥に保育器が並んでいました。
看護師さんに案内されて、一番奥の保育器へ。
そこに、小さな小さな娘がいました。
丸くうずくまるように、スヤスヤ眠っていました。
会えた瞬間、涙が。
まさか涙が出るなんんて思ってもみませんでした。
予想外のことに驚く私。
小さく産んでゴメンね、の涙なのか。
1人にさせてゴメンね、の涙なのか。
やっと会えて嬉しい♪、の涙なのか。
気がほっとして緩んだ涙なのか。
自分でも分かりません。
ただただ、涙が溢れて止まりませんでした。
45歳の高齢出産だと術後の回復に時間がかかる?!
45歳で出産するということ。
産む前はあれこれと悩みました。
こんな高齢で産んでもいいのか…
子どもが可哀そうなんだろうか…
体力は大丈夫なんだろうか…
でも、出産してしまえば、吹き飛ぶものですね。
実家は遠く、主人は出張がち。
親戚や友人も近くには一人もいません。
頼れる人はいないのは分かっていたこと。
娘が退院する時、迎え入れられるよう体調を万全に
しておきたい!と考えるだけで力が湧いてきました。
そこそこ体力には自信があった方ですが・・・
看護師さんたちが引くほど劇的に回復していきました♪
以前、私を見て「私ももう一人頑張れたかもって思う」と
おっしゃった看護師さんがまたおっしゃっていました。
凄い回復力ね!
やっぱり、私も頑張っておけばよかった
って思うわ。
ただ、気力で頑張れたところはあると思います。
誰も頼れる人が近くにいないのだから、頑張らなければ
という気持ちが大きかったのだと。
3歳年下の従妹が41歳で出産した時、産後半年はかなり
大変だったと聞きました。
這ってトイレに行ったり、一日中リクライニングチェアで
過ごしていたとのこと。
40代だから術後が大変とは言い切れません。
人それぞれ違いますし、出産は特別なこと。
年齢だけで判断するものではないように思います。
有難いことに私の場合は、術後の回復は早かったです。
痛みも日ごとに良くなり、娘に会えた翌日にはスタスタ
歩けるようになっていました。