45歳で母になった実感、保育器の中の小さな娘と対面

45歳、母になりました

妊娠33週 緊急帝王切開手術から3日後。

待望の娘との面会の日がやってきました。

 

術後のお腹の痛みは相当なもので、一歩踏み出す

だけで激痛が走ります。

 

先生からは「ちょっと早いかな」とは言われました。

でも、一刻も早く会いたかったんです。

3日目に外出許可が出て、娘が入院している病院へ

帝王切開手術から3日後。

NICUのある病院に入院している娘に会い行きます。

 

外出許可は出たといっても、半日だけ。

車で片道1時間かかるので、会えるのはたった1時間ほど。

 

元気かな。

朝、搾乳したら6ml採れたよ♪

少しずつ量が増えてきたよ。

おっぱい持ってくからね。

やっと会える、娘に会える。

 

手術後は足がとんでもなくパンパン!

ゾウみたいな足になっています。

これじゃあ、靴が履けないかもしれない。

 

主人
主人

ドラえもんの足みたい♪

 

むくんだ足をみた主人が笑わせてきます。

笑うとお腹の傷がさらに痛い!!

怒りながらも自然と笑みがこぼれてきます。

 

スリムウォークを履くと良い感じです。

スゴ~い 着圧ソックスって効果ありあり♪

難なく靴が履けました。

 

病院を出ると青空。

車で娘が入院する病院へ向かいました。

 

新生児治療室NICUへ入る時のたくさんの注意点

新生児治療室NICUへ入る際、注意点があります。

 

髪の毛は束ねる。

貴金属類は付けない。

貴重品以外はロッカーへ預ける。

携帯・ビデオは持ち込めない。

着ていく服の素材も指定。

 

これは一部です。

もっともっと様々な規則がたくさんありました。

 

インターフォンでベビーの名前を告ます。

風邪症状がないかと聞かれ、OKが出るとドアがオープン!

 

荷物をロッカーに入れ、手を洗って消毒。

持参した冷凍搾乳を冷凍庫へ。

面会カードを記入してやっと中に入れます。

 

しっかり管理されており、すぐにNICUには入れません。

有難いことだと感じました。

 

生後3日後の小さな娘と対面 涙が溢れ、止まらない

 

担当の看護師さんがやってきました。

 

kangosi2
看護師さん

娘さん、今朝、GCUに移ったんですよ

 

3日目にして、隣の部屋にステップアップしてました♪

 

NICUは新生児治療室。

GCUは新生児治療回復室。

 

治療室から回復室へ。

危険度が少し低くなったと言われたような気がしました。

 

手前は退院間近らしく、ベビーコットに眠る赤ちゃんたち。

その奥に保育器が並んでいました。

看護師さんに案内されて、一番奥の保育器へ。

 

そこに、小さな小さな娘がいました。

丸くうずくまるように、スヤスヤ眠っていました。

 

会えた瞬間、涙が。

まさか涙が出るなんんて思ってもみませんでした。

予想外のことに驚く私。

 

小さく産んでゴメンね、の涙なのか。

1人にさせてゴメンね、の涙なのか。

やっと会えて嬉しい♪、の涙なのか。

気がほっとして緩んだ涙なのか。

 

自分でも分かりません。

ただただ、涙が溢れて止まりませんでした。

45歳の高齢出産だと術後の回復に時間がかかる?!

 

45歳で出産するということ。

産む前はあれこれと悩みました。

 

こんな高齢で産んでもいいのか…

子どもが可哀そうなんだろうか…

体力は大丈夫なんだろうか…

 

でも、出産してしまえば、吹き飛ぶものですね。

 

実家は遠く、主人は出張がち。

親戚や友人も近くには一人もいません。

頼れる人はいないのは分かっていたこと。

 

娘が退院する時、迎え入れられるよう体調を万全に

しておきたい!と考えるだけで力が湧いてきました。

 

そこそこ体力には自信があった方ですが・・・

看護師さんたちが引くほど劇的に回復していきました♪

 

以前、私を見て「私ももう一人頑張れたかもって思う」と

おっしゃった看護師さんがまたおっしゃっていました。

 

看護師さん
看護師さん

凄い回復力ね!

やっぱり、私も頑張っておけばよかった

って思うわ。

 

ただ、気力で頑張れたところはあると思います。

誰も頼れる人が近くにいないのだから、頑張らなければ

という気持ちが大きかったのだと。

 

3歳年下の従妹が41歳で出産した時、産後半年はかなり

大変だったと聞きました。

這ってトイレに行ったり、一日中リクライニングチェアで

過ごしていたとのこと。

 

40代だから術後が大変とは言い切れません

 

人それぞれ違いますし、出産は特別なこと。

年齢だけで判断するものではないように思います。

 

有難いことに私の場合は、術後の回復は早かったです。

痛みも日ごとに良くなり、娘に会えた翌日にはスタスタ

歩けるようになっていました。

 

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