採卵後、はじめてのOHSSの症状でお腹パンパン!
先日、大谷レディスクリニックでの採卵が終わり、無事に家に帰りました。
しかし … 下腹部の痛みが取れません。
もしかして、これはOHSSじゃなかろうか?
OHSSとは
卵巣過剰刺激症候群(OHSS=Ovarian Hyperstimulation Syndrome)
不妊治療の排卵誘発剤などにより卵巣が過剰に刺激され、たくさんの
卵胞が一度に発育・排卵することで様々な症状を引き起こすこと
次の日もその次の日も、痛みは続いた。
絶対、採卵の痛みじゃないな。
徐々にお腹がパンパンっ!に張りだした。
しかも、吐き気がする…あぁ気持ち悪い。
OHSSだったら病院から貰った痛み止めではダメだよね?
先生はおっしゃっていました。
「痛みが続くようであれば、地元のクリニックで診てもらうように」と。
どうする? 行くしかないよね。
行くにしても、どの病院に行く?
OHSSの対処は産婦人科ではダメらしい。
不妊治療クリニックへ行くように言われた。
不妊治療クリニックかぁ… 気が重いです。
OHSSで別の病院にお世話になります
神戸という遠方で採卵し、お腹の痛みがとれないOHSS症状に…
悩みに悩んで、以前お世話になっていた病院に行くことにしました。
ただ、その病院で採卵をしたわけではありません。
今後の移植もないのにお願いするなんて、厚かましいような…
何だか気が引けるな~ 受診するの止めようかな~
でも、お腹の張りはパンパン!
今後のことも考えて、やはり行こうと決意。
OHSSが酷い場合、不妊治療が受けられなくなる?!
なんてこともあるらしい。
診察当日、ちゃんと予約はしてたのですが、受付前で待たされました。
あまりこういった例はないからだと思います。
受付の方と看護師さんが入れ替わり何人も私の元へいらっしゃいました。
この病院で治療を受けたわけではない為、経緯や今の状態などを詳しく
聞かれました。
病院に入って15分後、やっと受付が済み、待合室へ。
相変わらず待ち時間は長がいようですが、少し変化が。
外来の診察に臨時の医師が担当されているようです。
血液検査の後、内診。
内診はその臨時の先生でした。
「卵巣が腫れている」と指摘。
血液検査の結果もOHSSだと示す数値が出ているとのこと。
日にち薬ですが、薬で痛みが和らぎ、早めに治ると言われて一安心。
お会計 ¥4420-
薬代 ¥4100-
思わぬ出費となってしまいました…
でも、ホッと一安心♪
43歳、着床前診断を受けても正常卵の可能性は低い
採卵から9日後。
大谷レディスクリニックへ電話を入れる日が来ました。
凍結の確認です。
着床前診断を受けたくても、着床前診断が出来るとは限りません。
採卵の後、培養して胚盤胞にならなければ着床前診断を受けることは
出来ないのです。
今回の採卵は13個。
半分とは言いません!
どうか4~5個、胚盤胞になってて欲しい!!
けれど、現実はそんなに甘くありませんでした。
「2つです」との返答。
2つ?! 2つだけ… 凹むぅ
採卵13個もあったのに、胚盤胞まで育ったのはたったの2つ…
参った~
2つの胚盤胞を着床前診断して、正常卵がある可能性は極めて低い。
40代では4~5個の胚盤胞を着床前診断して正常卵が1つあるかないか…だとか。
「着床前診断にかかる費用等で大よそ30万円程度かかると思って下さい」とのこと。
ここから更に体外授精の移植等の費用がかかることになります。
着床前診断できるのは嬉しいこと。
だって、もしかしたら2つのうち1つでも正常卵があるかも知れない。
可能性はゼロではない。
着床前診断を受けられることに、感謝しなければ!
たった2個じゃない。
2個も!着床前診断を受けられるんだって。
と、思いつつも、13個中胚盤胞2個の結果はかなりショック。
2個着床前診断をしても、30万円が水の泡になってしまう可能性の方が高い。
はぁ・・・ため息が止まりませーーん
でも、これが43歳の現実。
卵子老化の現実なんだ。
それはそれとして、受け入れなければ!
次は難関、着床前診断の結果待ちです。
着床前診断の結果に呆然… 私に正常卵はもうないの?
採卵、13個。
その内、胚盤胞まで育ったのは2個。
着床前診断を受けることが出来たのはその2個だけ。
着床前診断は海外で行なっているため、時間がかかるそうです。
あれから、2週間。
着床前診断の結果を聞く日がやってきました。
ドキドキしながら大谷レディスクリニックへ電話を入れました。
すると「院長先生の患者さんが診察室に入ったところなので、15分ほど
空けてもう一度お電話ください」との事。
緊張していた糸が緩みました。
改めて15分後に大谷レディスクリニックへ電話。
二度目も同じ受付の方だったらしく「先程の方ですね、お待ち下さい」と。
しかし、待っても待っても電話は保留のまま。
きっと何度もかけ直して下さいというのは良くないと思ったのでしょう。
電話の液晶に映る経過時間をじっと見ていました。
5分経過、10分経過、15分経過…
ここまで待たされると緊張はとっくに切れてしまっていました。
そして、16分20秒で院長先生の声が!
「はい。
着床前診断の結果ですが、2個とも染色体異常でした。
1つはあちこちに異常があり、もう1つは22トリソミー。
残念ですが、そういうことで…」
院長先生はそれだけおっしゃると電話はぷっつり切れてしまいました。
受話器を持ちながら、ただただ呆然とする私でした。
着床前診断結果、1つも正常卵なし、2つとも染色体異常
ダメだったんだ。
院長先生の「あちこちに異常が…」という言葉が耳に響いていました。
2個とも染色体異常。
しかも、言うに事欠いて「あちこちに異常」だなんて、もう泣きそう。
そんなにダメなのかな。
私の卵子はもう老化してしまって、ダメなのかな。
13個も採卵できたのに、全滅。1つも正常卵なし。
でも、良いように考えれば流産を免れたということ。
胚盤胞2個、着床前診断をしていなければきっと移植していたはず。
で、妊娠しやすい私はまた妊娠して、流産…ってことになっていたかも。
正常卵がなかったことは悲しいけれど、流産の辛い思いをせずに済んだ!
そう思うことにしよう!
でも、どうしよう。
これから、どうしよう、どうしていいか分からないです。