正常卵でも妊娠できない理由とは？不安の残る移植後
胚盤胞移植は終わったのに、なぜか広がる不安。
正常卵なのに…
不安の理由は、前回と同じ方法で移植となったから。
転院前は4度移植すべて陽性でした。
なのに、大谷レディスクリニックに転院後。
正常卵を移植しても、陰性。
着床すらしないなんて、初めてのこと。
正常卵でも妊娠できないのは
きっと、年をとったから。
けれど、妊娠判定のｈｃｇ値はこれまでみたことのない数字。
愕然とするばかりでした。
移植後に不安が残るのはなぜ？エコーの有り、無しで違う？
妊娠できた時と、妊娠できなかった前回は何が違うの？
と、ずっと考えていました。
病院が変わったため、様々な違いがありました。
その中で一番気になったのは、移植の方法。
移植の際、エコーを使わないということ。
転院前、腹部にエコーをあてながら移植。
私にもその様子を見ることが出来ました。
それが普通だと思っていました。
「ここですよ、良い所に入りましたよ～」
移植が終わると先生は教えて下さった。
モニターに映った小さな卵ちゃんを指差して。
大谷レディスクリニックでは移植の際エコーを使わない。
子宮のどこに受精卵を戻したかの確認はなし。
エコーを見ながらの胚移植が普通だと思っていたため、
不安で仕方ないのかもしれません。
体外受精時、エコー（超音波）無しの胚移植は普通ですか？
エコーを使うのが当たり前だと思っていただけなのか？
エコーなしの移植も普通にアリなのか？
前回の移植後、調べまくりました。
エコーなしで移植することが出来るのはよっぽどの
技術を持っている。
と書いてある反面。
エコーなしで移植するなんてあり得ない。
という意見も。
今回はその不安を払拭したいと、先生にエコーなしの
移植についてたずねてみました。
エコーを使うと手先の感覚が鈍る。
あなたの場合、エコーなしの方がいい。
分かりやすい子宮だからね
はぁ…分かりやすい子宮ですか…
どうしてもエコーをというなら、
もちろん、使いますよ
どうしよう。
手の感覚が鈍っちゃうなんて言われると・・・
先生曰く、
エコーありとエコーなしで妊娠率は変わらないとのこと。
悩んだ挙句、「先生にお任せします」と答えていました。
その結果、今回もエコーなしの移植となりました。
正常卵２度目の妊娠判定の結果は？
正常卵での2度目の移植。
妊娠判定の結果は陰性。
また、陰性でした。
正常卵だったのに、妊娠できなかった。
今回もかすりもしないなんて。
悩んだ挙句、フライングなしで神戸に向かったのは
今度こそ大丈夫！絶対に妊娠してるはず！と信じていたから。
往復10時間。
往復30000円。
「ダメやったわ」
という先生の言葉を聞きに行ったのかぁ・・・
さすがに、凹みます。
40代は正常卵でも妊娠は難しいと聞いていたものの、
さすがに2度目の陰性にはショック。
もう無理なのかもしれない。
喪失感で、体に力が入りません。
不妊治療、続ける決断より諦める決断の方が難しい
正常卵での移植も妊娠判定は陰性。
新幹線の中で号泣するわけにもいかず、ただただ堪えて自宅へ。
早く主人に会いたかった。
この日、仙台へ出張だった主人。
お土産は、牛タン赤ワイン煮。
美味しいものいっぱい食べて、
元気出してもらおうと思って
お祝いするつもりだったんだろうな。
妊娠のお祝いだったんだろうなって。
今度こそ妊娠してる！
お互い信じていたのにね。
残念会になっちゃったね・・・ごめんね。
陰性・流産と、辛いことが起こるたびに思う。
私が相手じゃなかったら…
主人は子供を抱くことが出来ていたんじゃないかって。
子供が大好きなあの人に、自分の子供を抱いて欲しい。
もし、相手が私じゃなかったら…
申し訳なさでいっぱいになっていました。
不妊治療を続けるか、どうしよう。
このまま続けて、本当に妊娠できるんだろうか。
とっくに限界は来ていることは分かっているのに、
諦めきれないでいます。
体には無数の注射の歴史。
これ以上、辛い思いをさせたくない。
でも、もう1度だけ、がんばらないか？
主人も涙声です。
次が、不妊治療ラストになるのかな。
もし、ダメだったとして・・・子供を諦められるのかな。
不妊治療は続ける決断よりも、諦める決断の方が難しい。
不妊治療をしているというだけで、希望が抱ける。
たとえそれが、一縷の望みだとしても。
