心拍確認後の流産率は高い?低い?妊娠9週の壁を越えろ!

3度目の体外授精

心拍確認できたのに稽留流産と断言してしまうのですか?

 

胎芽が小さい小さいと言われ続けました。

毎週のように流産を覚悟するように言われ続けました。

不安な毎日で迎えた妊娠8週目。

内診室へ入り、先生が来るのを待ちました。

 

「えーと、今日で8週目ですね。

先週はまだ心拍確認できてなかったみたいですね」

 

内診が始まり、モニターに子宮内が映し出されました。

心拍は???

なにやら小さい光が点滅しています。

これって、もしかして 心拍だ!!!

 

でも、先生は無言のままです。

こわーい、沈黙。

「うーん。

 これは、心拍………

 で・す・が、かなり弱々しいですね。

 心拍確認はできましたけど、恐らく止まってしまうでしょう」

え…

心拍停止するって予告しちゃうんですかっ?先生…

 

「かなり弱いですから、稽留流産・・・ですね」

 

えぇっ!!

稽留流産するって、断言しちゃうんですかっっ? 先生…

流産の言葉に手の震えが止まりません。

 

内診が終わり、先生からの説明。

「先週から胎芽の大きさは変わってません。

8週目なので赤ちゃんの大きさは2cmはなければいけないのに、5mm。

残念ですが、このままでは稽留流産してしまうでしょう。

希望があれば、注射を打ちますが、どうしますか?」

 

注射は黄体ホルモン剤プロゲデポーです。

流産予防の注射だという話です。

しかし、先生の口調では流産予防の注射をしても、効果がないといった様子。

 

プロゲデポー注射、どうしよう。

迷っていると、看護士さんからもう一度尋ねられました。

「注射、どうされますか??」と。

その言葉を聞くと、なおさら感じました。

“プロゲデポー打っても、流産を阻止することはたぶん出来ない”ってこと。

 

効果があるなら、注射しますって言うに違いありません。

注射打つのが選択制なんて、可能性ないって言われたのと同じ。

“注射打っても、ムダですけどね。それでも打ちますか?”

って、言われてるみたい…

 

でも、でも、何もせずじっと稽留流産を待つなんて出来ません。

わずかな希望だとしても!

「注射、お願いします」と答えました。

その後、プロゲデポーを右のお尻に注射。

打って暫くしてからもジンジン痛みが続いていました。

 

4日後に、もう一度プロゲデポーを今度は左のお尻に注射の予定です。

神様、どうか、赤ちゃんを助けてください!

流産防止のプロゲデポーは効果あり?稽留流産は止められる?

妊娠8週目なのに、胎芽は6週目の大きさしかありません。

赤ちゃんはたったの5mm。小さすぎる…

心拍は確認できたけど、弱々しく、今にも止まってしまいそう。

 

「稽留流産してしまうでしょう」と先生に流産宣告されてしまいました。

それでも、まだ希望は捨てたくありません。

流産防止だというプロゲデポーを前回注射。

4日空けて、今日は2度目のプロゲデポー注射のため、病院を訪れました。

先生の診察はありません。

プロゲデポー注射125mgを左のお尻に注射のみです。

しかし、稽留流産を宣告されただけに、看護師さんに聞かずにはいられませんでした。

看護士さんは私と同い年の方。

 

「稽留流産って先生に言われてしまったんです。

それでも、赤ちゃんが元気に育つってこと、ありますか?」と。

 

「稽留流産と言われれば心配ですね。でも、まだ決まってませんよ。

1週間で胎児が一気に成長することは珍しくないです。

妊娠・出産は奇跡の連続です」

 

経験者の看護士さんから励まされ、少し落ち着きました。

今のところ出血はありません。

出血は稽留流産の兆候だといいます。

だからといって、出血もないまま流産…ということも多いそうです。

心拍確認後の流産率と越えられない妊娠9週の壁

流産の確率は15~20%。妊娠8週~10週に集中しています。

心拍を確認してから流産は5%。

妊娠12週を過ぎてからは1~2%が流産。

 

心拍が確認後の稽留流産の確率はこんなに低いのに、なのに、先生から稽留流産の宣告…

その数%に私は入ってしまうの…? そんなの嫌だぁぁ

確率って何なのよーーーーーっ

 

稽留流産の宣告を覆し、赤ちゃんが元気になることを想像しています。

もしかしたらミラクルが起きるかもしれない。

だって、ちゃんと心拍確認できたんだから。

「稽留流産予想、外れましたね!」って、先生に言えたらいいな。

 

本日のお会計 2,310円

うち、プロゲデポー注射125mgは1,000円

出血は流産の兆候、出血は妊娠初期の症状、どっちですか?

迎えた妊娠9週目、朝起きたと時、ごく少量の出血がありました。

しかも、鮮血。

 

稽留流産の恐れがあると言われてきましたが、これまで出血は一度も無かったのです。

なのに、妊娠9週0日にして、とうとう出血。

その後、不安な気持ちで病院へ。

 

受付で体調を聞かれたので、出血があったことを伝えると

「出血はどれくらいでしたか? どんな色の血でしたか?」と聞かれました。

「少量」「鮮血」だったと返答。

「すぐにお呼びできるようにしますので、お待ちください」とのこと。

 

鮮血は流産の兆候であることは、知っています。

でも、ごく少量だし、妊娠初期の出血は良くあることだと聞きます。

超待ち時間の長い病院で、すぐにお呼びしますなんて…怖くなりました。

妊娠9週目の壁を越えられなかった…心拍停止と告げられて

受付の方が言ったとおり、10分も待たずに内診室へ呼ばれました。

「出血があったんですか? 妊娠初期の出血は良くあることですからね。

あまり心配されなくても良いですよ」

先生はそう言って、内診を始めました。

 

「確か、先週に心拍の確認ができてましたね」

「…はい」

超音波検査のモニターに子宮内が映し出されました。

その瞬間、分かってしまいました。

先週見えた心拍が見えない…  見えない… 見えないよ…

 

「心拍、停止しています。 赤ちゃんはもう亡くなっています」

 

頭の中は真っ白。

私の赤ちゃんはもう…

 

「出血は流産の兆候ですね」

「あの、あの、、もうダメなんでしょうか?」

「残念ですが、稽留流産です」

 

じっとモニターを見ていました。

でも、どんなに探しても、心拍は見えない。

見えないのは、涙のせいじゃないんだ…

私、流産しちゃったんだ…

神様はいなかった ~妊娠9週目、稽留流産の確定~

稽留流産が確定してしまいました。

稽留流産したと断言されても、信じられず、呆然と突っ立っていました。

先生は「残念でしたね」と言いながら、流産手術の話へと移っていきます。

でも、流産手術の話なんて、何も頭には入ってきません。

しっかりしなきゃ…と、頭では思っても、心がついていかないのです。

 

内診室を後にして、待合室へ。

看護士さんから流産手術の詳しい説明があるとのこと。

呼ばれるまでの間、待合室で待っていると、すぅーっと涙が溢れてきました。

拭っても、拭っても、涙は止まりません。

 

稽留流産しちゃったんだ。

お腹は全然痛くない。

今朝、ちょびっとだけ出血があっただけ。

大した変化なんて、なかった。

なのに、赤ちゃんの心臓は止まってしまった。

何がいけなかったの…ごめんなさい。

 

カウンセリング室へ入ると、若い看護師さんが稽留流産の流産手術について

説明を始めました。

事務的に進む流産手術の話…

待ち時間にいっぱい泣いたのに、また涙が溢れてきました。

 

流産の手術は1週間後。

その前日に、最終確認の超音波検査。

そして、前処置のラミセル挿入。

その翌日に稽留流産の流産手術。

 

説明が終わると、看護師さんは言いました。

「今日はご主人と、いっぱい いっぱい 泣いてください」と。

頭を下げ、病院を出ました。

主人に電話しようと携帯を見ると、主人からメールが入っていました。

連絡がないことを心配していたようです。

主人は私の第一声で全てを悟ったようです。

見えないけれど、電話口で主人も泣いているのが分かりました。

 

赤ちゃんは絶対に大丈夫!

私たちの赤ちゃんを助けてください!

二人であんなに祈ったのにね…

神様なんて、やっぱりいないんだね。

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