最後の採卵はもうすぐ 後悔しない不妊治療へ

最後の着床前診断

採卵前の血液検査 早すぎるLH上昇に混乱する

 

 

生理10日目。

予約時間の30分前に大谷レディスクリニックに到着。

 

ただ、よく考えると10日目に採血っておかしいような…
ホルモン値を調べるにしても、ちょっと早い気がします。
なんでだろう?? 気になる!

 

10分ほどで採血へ。
看護師さんに何のための採血なのかを聞いてみました。
やはり「排卵が近いか、ホルモン値をみる」もの。
でも、カルテを見た看護師さんは、

 

看護師さん
看護師さん

あれ? 

まだ10日目ね…ちょっと早いかな

 

やっぱり!! なんで? なんで? なんでーー?

約1時間後、院長先生の診察。
卵は16mm程度。
まだまだ小さい。

にも関わらず…

採血の結果、排卵が近いという数値が出たらしい。
採血の結果を見ながら唸る院長先生。

 

 

院長先生
院長先生

うーん、、、

今日からガニレストをを打ちましょう

 

 

この日もHMG150を注射。
加えて、ガニレストも注射。

注射を打つ際、カルテに黄色い付箋が貼ってあるのが

目にとまりました。
じぃーーーっと見てみたものの、何を書いてあるのか不明。
気になると聞かずにはいられない!

 

noco
noco

すみません。

これ、何て書いてあるんですか?

 

看護師さん
看護師さん

うーん???

先生の字は読みにくくて・・・
極めて早くLH上昇って書いているみたいですね

 

 

 

き、わ、め、て、は、や、く?!

それが付箋でわざわざ貼ってある。
慌てて看護師さんはLHの数値を確認すると、

 

看護師さん
看護師さん

10日目にしては、確かに高いですね

 

えー、こんなこと今までなかったのに。
急に不安になってきました。

はぁぁ、だから翌日も診察の前に採血があるってことね。

納得。

注射でLH値下がってくれるかな~ 

下がれ~ 下がっておくれ~
排卵しちゃったら採卵出来ないよーーー!!

 

生理11日目、LH値下がって一安心

 

 

生理11日目。この日も診察前に採血。
前日、LH値が高く、排卵が近いことを示しています。

ガニレストで、数値は落ち着いてくれたかな?

不安を抱えながら、待つこと1時間。
この日も院長先生の診察。

卵は大きいもので19mmに育ってる♪
気になるLH値は下がり、平均値に戻ってきました!
良かった~

 

それにしても、どうして院長先生は10日目という早い

時期にに採血をしてくださったのかな。

早めにガニレストを注射したお陰で排卵を免れたって

ことだよね。
院長先生、凄い♪

 

この日もHMG150を注射。
そして、ガニレストも注射。

 

卵は19mm程度。
この大きさからすると、明日あたり採卵が決まるかも。

病院を出るときに明日と明後日の予約を入れてみた。
空きがあったのは院長先生だ!
どうやら今回は院長先生とご縁があるみたい。

 

さて、採卵決まるかな。

最後だから悔いのないようにしたい

これまでの治療を思い出し、主人も感慨深げだったな。

 

最後の採卵が決まった 

 

 

生理12日目。今日も診察前に採血。
待つこと一時間程度で診察。
一番大きい卵は22mm。

十分な大きさに育ったみたいです♪

 

 

 

院長先生
院長先生

明後日、採卵ね

この日は排卵を抑制するガニレストを病院で注射。
そして、今夜にHCG5000を注射。

 

排卵抑制のための座薬ボルタレンサポを受け取り終了。

 

座薬ボルタレンサポは18時と24時の2回分。
この座薬を使うのは初めて。
絶対に忘れないようにしなくちゃ!!

排卵したら大変!!

2日後に採卵なので、生理14日目か。
今回は偶然にもずっと院長先生に診て頂きました。

 

せっかくなので、採卵もお願いします!
と言いたいところだけど、そうはいかない。

 

大谷レディスクリニックは採卵は担当の先生じゃない…
採卵が終了後の診察時になってやっと初めてどの先生が

採卵をして下さったのかが分かるシステム。

ようやく採卵が決定したので、すぐに主人に連絡。
明日の夜には神戸に来る予定。

いよいよ最後の採卵になります。
不妊治療をはじめて3年半。
色々なことがありました。

 

今回で最後にしようと決めたものの・・・
ダメだったらと考えるとやっぱり怖い。
私は諦められるんだろうか。
悔いはないって、スッキリできるんだろうか。

 

いや、今さら何言ってるんだ。
最後って二人で話し合って決めたんだから。
泣いても笑っても、ラスト1回!
後悔しないよう頑張ろう。

 

いよいよ最後の不妊治療、最後の採卵、44歳で3個!

 

 

生理14日目。

いよいよ最後の採卵の日です。
転院してもうすでに1年が経過しています。

前夜、主人と合流し、二人揃って大谷レディスクリニックへ。
今回、主人は仕事の関係で先に帰る予定。
「がんばろう!!」と励ましあって別れました。

 

一人でじっと待っていると今まで不妊治療のことがどんどん

蘇ってきて、しんみり…

不妊治療を続けているだけで、どこか安心感がありました。
続けていれば、いつか赤ちゃんが授かるかもしれない!

という期待。

だからこそ、終わらせることが怖いです。

 

誰かに最後だと宣告されるのではなく、二人で決めた最後。
“これで最後なんだよ、終わりなんだよ”

って自分に言い聞かせていました。

 

待つこと30分、最後の採卵へ。

 

採卵が終わり、目覚めたのは30分後。
お腹は痛くない♪
ま、卵は少ないだろうから、当然かも。
診察に向い、K先生が採卵してくださったのが分かった。

 

「3個とれました」と、K先生。

 

 

最後の採卵は3個。
クロミッドだもん、上出来だよね、44歳だし。
順調に胚盤胞に育ってほしいな。

 

夜行バスまでの8時間をネットカフェで横になり、
その後、夜行バスに揺られて帰宅。
駅前で主人が待っていてくれた♪

 

「おかえり」と言って荷物を持ってくれる。

これからもこうしていられるなら、子供が出来なかった

としてもきっと幸せだと思う。

 

帰り道、朝陽に照らされた影が2人並ぶ。
できれば、3人の影になったらいいのにな…

って思いながら歩いた。

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