着床前診断の結果、染色体異常の可能性?移植か止めるか?

最後の着床前診断

最後の不妊治療は移植までたどり着ける?祈りの凍結確認

 

 

採卵から1週間後。
ドキドキの凍結確認の日がやってきました!

 

今回の採卵はずっと院長先生に診て頂きました。
副院長先生がお休みだったことや、大谷レディスクリニックの

受付機で予約した結果、たまたま院長先生の診察に。
こんなことは初めて。

 

でも、担当の先生となると副院長先生になるのかな?
結果を聞くだけだから、どなたでも良いといえば良いんだけど、

どうしよう。

そんなことを悩みながら大谷レディスクリニックに電話。
しかし、副院長先生は相変わらずお忙しいよう。
受付の方は「暫く経ってからまたかけ直してください」と。

 

緊張が長引きます。
20分後、改めて副院長へ電話。
待つこと7分。

 

副院長先生
副院長先生

1個ね! 1個出してるから

 

お忙しいようです。

早口でそれだけ言うと電話は切れちゃいました。

 

1個かぁぁぁぁ。

採卵3個中、1個凍結。
あわよくば2個凍結出来てたらいいな♪
なんて、思ってたけど、やっぱり現実は厳しい。

 

着床前診断、1個中1個正常卵なんてことある?
ははっ… 奇跡だよ、それって。

これまでのことを考えると、自信がない。

正常卵の確率は、かなり低い。

 

不妊治療、一生懸命やってきました。
運動もしたし、栄養にも気をつけました。

 

でも、悲しいかな。

一生懸命やったとしても、必ず報われる訳じゃない。

1個中1個の奇跡を祈りながら待つだけ。

 

想定外の着床前結果に固まる

 

 

採卵3個中、凍結出来たのは1個でした。
そのたった1個を着床前診断へ。

 

着床前診断の結果が出るこの日は休日だったので、主人も一緒♪
良かった。
この瞬間、吐きそうなくらい緊張するけど、今日は一人じゃない!

 

「いくよ!」と主人に声をかけ、大谷レディスクリニックへ電話。
担当の副院長先生につないでくださる。
主人と二人で受話器に耳をくっつけて待っていました。

 

暫くすると、なんだか聞き取りにくい声が聞こえてきたのです。

 

 

院長先生
院長先生

着床前診断、

不明という結果になりまして

 

あれ??? この声は、院長先生?!

え? 副院長先生って言ったはずだけど。
何で? 受付の方、間違えたのかな?

 

いや!そんなことより!! 不明って何それ???

 

 

 

院長先生
院長先生

たまにあるんですよ。
しかし、正常卵であるということも十分考えられます。
移植する価値はあると思います
染色体異常であった場合、妊娠しても初期で流産しますから

 

淡々とした院長先生のお話。
どうしていいのか、言葉が出てきませんでした。

 

着床前診断の結果、不明の卵ちゃんを移植するかしないか

 

たった1個の希望。

着床前診断の結果が不明だなんて。
想定外の結果にただただ固まってしまいました。

不妊治療は最後なんだよ!

神様もなかなか残酷なことしてくれるじゃないの・・・

 

でも、主人と二人で聞いていたので、良かったぁ。
私一人なら絶対パニックになってたはず。

 

不明という不安な結果、不妊治療が最後ということ、流産で終わる

かもという恐怖。

 

院長先生とお話をし、主人とも話し合い、その卵ちゃんをを移植

することにしました。

 

ホルモン補充で行うため、すぐにエストラーナを送っていただく

ことをお願いし、電話は終了。

 

とはいえ、不明な卵ちゃんを本当に移植していいんだろうか?
不明な卵ちゃんを最後に託して良いんだろうか?

 

ただ、院長先生の「移植する価値はある」という言葉。

卵ちゃんを廃棄するなんて決断はできませんでした

 

だって、正常卵かもしれない。
私たちのところへやってきてくれる子かもしれないんだから。

 

 

でも、不安は消えません。
もし染色体異常で妊娠したとしたら…

私はまた稽留流産することになってしまう。

 

素直に喜べない着床前診断の結果。
流産をしたくないから神戸まで行っていたのに、不明を移植

することになるなんて。
私たちの決断は間違ってるんだろうか。

 

 

着床前診断「染色体異常」の結果に泣きそう

 

 

生理が始まったこの日、宅配便が到着。
大谷レディスクリニックから大量のエストラーナと移植

の説明が書かれた用紙。

 

そして、今回の着床前診断の結果が入っていました。

 

電話で院長先生からは「不明」だとしか聞いていなかった

けれど、結果を見てまた固まってしまいました。

 

息が止るかと思ったほど…

 

染色体異常かもしれないのは、8番。
RISK OF モノソミー」と書かれていました

 

 

トリソミーは染色体が1本多い、3本。
モノソミーは染色体が1本少ない、1本。

 

確か、3本よりも1本の方が重篤と聞いたことがあります。
さらに、染色体の番号が小さければ小さいほど、重要度

が高く、異常だった場合は重篤な障害がある…とか。

 

もちろん産まれてくることは、稀。
たとえ産まれたとしても生存継続は難しい。
ダウン症は21番染色体が1本多い。
染色体23対の中では大きい番号。

 

だからこそ、ダウン症は産まれてくる確率が高いとも

言われています。

 

用紙に書かれた文字を見ながら、頭がクラクラ。

8番染色体、モノソミーの可能性がある。
8番か・・・
23対中とても小さい番号。

 

しかも、1本少ないモノソミーかもしれないという。

なんだか、急に怖くなってきました。

 

院長先生は正常卵の可能性も十分にあるとおっしゃった

けれど、本当に大丈夫なんだろうか。
本当にこの卵ちゃんを移植してもいいのかな?って。

 

限りなくグレーな結果を前にどうしていいか頭は真っ白。

 

 

ふと、その時に思いました。
これって、副院長先生も同じ意見だったのかなって。
病院は同じでも先生によって見解は違うことが多いよう。

 

今回、電話に出て下さったのがたまたま院長先生でした。
けれど、副院長先生ならどうだったんだろうか。
頭の中をぐるぐると色んなことが巡り始めました。

 

 

でも、移植すると決めた!
主人と二人で決めた!

 

ホルモン補充が始まります。
悩んでいていも仕方がない。
あとは、移植のことを考えるしかない。
でも、怖い。
すごく怖い。

タイトルとURLをコピーしました