染色体異常かもしれないと言われても移植しますか?

最後の着床前診断

着床前診断の結果は不明…移植するか移植しないかの決断

 

 

着床前診断の結果は気になるけれど、移植と決断!

そうなると、気になるのはホルモン補充。
これまで大谷レディスクリニックで正常卵を2度移植したけれど、

2度とも陰性でした。

正常卵なのに妊娠できなかった

 

そこで、少しでも可能性があれば・・・と、思い、

次に移植する時はお願いしようと思っていたことがあります。

これまではエストラーナ・デュファストン・プロゲテボー注射。
今回は変えてみたい!

 

転院前、4度とも使っていたのが「プロゲステロン膣錠」
もしかしたら、私に合っているのかもしれないと思っていました。

 

なので、今回はプロゲステロン膣錠を使いたいとお願いしてみよう!

そして、着床前診断の結果についても副院長先生に聞いてみたい!
そう思い、大谷レディスクリニックへ電話を入れてみました。

 

担当の副院長先生へ、着床前診断の結果について聞いてみました。

 

 

副院長先生
副院長先生

院長先生はなんて言ってた?

 

noco
noco

正常卵の可能性は十分ある。

移植する価値はある…と。

 

副院長先生
副院長先生

僕やったら、移植しない。

戻さへんけどね。

 

 

noco
noco

えぇぇー

 

 

副院長先生
副院長先生

そらそうやん。

不明なんて移植せぇへんよ。
そんな事めーったにないからね。
僕やったらとりあえず置いておいて採卵する。

僕やったらね。

 

 

思いっきり完全否定なんですね・・・
同じ病院でも先生によって方針や考え方は全く違うんですよね。

分かってはいたけれど、ここまで真逆のことを言われるとは

思っていなかったため、激しく動揺しました。

 

noco
noco

もうホルモン補充が始まってますっっ

どうすればいいんでしょうか?

 

思わず、不安から出た言葉でした。

 

 

副院長先生
副院長先生

それは、僕は知らんよ。
あなたが考えることやから。

僕が決めることじゃない。

 

 

はい、そうです、その通りです。
それは私が決めることです。
それは分かっているんですけれど、まさか真逆の返答とは…

 

移植するかどうかの決断は一人で決められない

 

副院長先生の言葉を聞いて、迷いまくりの私。

 

その後、ホルモン補充の件も良い返事は貰えず・・・
聞きたいことはいっぱいあったけれど、お忙しいということで

副院長先生とのお話は終了。

 

受話器を握り締めたまま、頭の中は真っ白。
どうしよう、、、どうしよう、、、どうしよう。

最後の不妊治療だと決めているのに、まさかの事態に

どうしていいか分からなくなっていました。

今日は生理3日目。
もしも採卵するなら今日、病院に行かなくちゃ。
時計を見ると午前10時すぎ。
今から家を出れば、夕方の診察に間に合う!

 

とにかく、主人に相談しなくちゃ。
今の話を伝えて、移植していいのかどうかを。

私ひとりで決められないよ!

 

それにしても、着床前診断の不明という結果に対して・・・

院長先生は「たまにあるんですよね」とおっしゃった。

副院長先生は「めーったにないからね」とおっしゃった。

 

何なんだこのニュアンスの違いは…
微妙なようで、微妙でない。
すごい違いがあるように感じました。

 

最後の不妊治療なのに不安でいっぱい

 

 

ホルモン補充は既に開始。

エストラーナはもうお腹にペタペタ状態。

なのに、「僕だったら戻さない」という副院長先生の言葉で

心がグラグラ揺らぎまくり。

 

すぐに主人に「お昼休みに電話ちょうだい」ってメールを

入れたけど、かかってこない。

 

12時半、もう一度メールを入れてみました。

それでも連絡はなし。

 

待っている間、これまでの事を考えていました。

採卵から移植、そして今日までのこと。

 

生理3日目、担当の副院長先生はお休みだったので、

診察は院長先生。

その後も偶然が重なり、いつも院長先生。

 

結局、採卵が決まるまで院長先生に診ていただきました。

こんなことは初めて。

 

そして、着床前診断の結果を聞こうと電話した時、

なぜか副院長先生ではなく、院長先生に繋がりました。

 

院長先生は「正常卵の可能性は十分ある」とのこと。

だから、私たちは移植を決めました。

偶然、たまたまが重なり今に。

こんなに偶然が重なるもんだろうか。

 

もし、あの時に副院長先生に繋がっていれば…

きっと今が違っていたように思うのです。

 

この子は産まれたがっている、最後の体外授精にしよう

 

 

ふと、あることを思い出しました。

 

採卵が決まった際に聞かれたことを。

・着床前診断を受けるか。

・染色体異常の卵はどうするか。

・不明だった卵はどうするか

 

などの質問があり、答えることがありました。

はじめて着床前診断を受ける時、副院長先生から

「不明だった場合」を聞かれました。

 

どうすればいいか分からなかった私。

「一般的には皆さんはどうされているんでしょうか?」と質問。

 

すると副院長先生は「まず不明は戻すことはない」とおっしゃったので、

私も不明の場合は廃棄すると答えました。

採卵するたびに、前回と同じということで進められてきました。

 

書類に「廃棄する」とあるのだから、不明があった場合、

移植をすすめられることはないはず。

 

なのに、今回私の元に「不明」という結果が。

たまたま転記ミス、又は見間違ったか、いや若しくは院長先生は

不明でもすすめる方針なのかも。

 

いずれにせよ、何が起こったかは私には分かりません。

けれど、こんなにも偶然が重なることはないような気がしました。

 

数々の難関をくぐり抜け、私たちのところへやって来たのかも。

お昼休みを過ぎても主人からの電話はなし。

 

でも、もういい!

偶然もここまで重なれば、必然だ!

そう考えた時、私は思ってしまいました。

 

この子は産まれたがっている

 

単なる偶然といえば、それまでの話。

でも、私は運命めいたものを感じてしまった。

思い込みだと笑われるだろうけど、それでもいい。

 

スッキリ雲が晴れたような気分。

この子は大丈夫な気がする。

きっと私が来るのを待っている。

 決めた! 移植する!

 

もうこれで最後。

不妊治療は最後です。

 

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