乗り気でない主人を説得し体外受精セミナーに参加してみた

不妊治療体験

難関・体外受精へステップアップするために

 

不妊専門クリニックに通院し、私たち夫婦の不妊原因が

ハッキリと分かってきました。

 

私の片側卵管閉塞

夫の精子無力症

そして、41歳という年齢

 

こうして見てみると、なかなかの三重苦ですね。

 

タイミング療法と人工授精を2回試みましたが、

ダメでした。

夫はもう少し人工授精で頑張ってみようといいました。

けれど、私の思いは違いました。

 

抵抗はあるんです。

でも、体外受精にステップアップした方がいいのかも…と。

それは、卵管閉塞が分かったときのこと。

まだ人工授精もしていなかったころです。

 

看護士さんがおっしゃったのです。

「年齢的に、私はすぐにでも体外受精をすすめるわ」

 

あまり期待の持てない治療をしていては時間が

勿体無いという意味でおっしゃったのです。

若い人たちと違い、1回1回の排卵が貴重だと

おっしゃっていました。

 

通院しはじめて間もない頃だったので、かなり

ショックを受けたことを覚えています。

しかし、しっかり受け止めなければと思いました。

 

ただ、いきなり体外受精となると抵抗がありました。

担当医からは人工授精をすすめられ、2回

 

その頃でした、病院内で1カ月に1度行われている

「体外受精セミナー」に参加するよう勧められました。

体外受精セミナーの参加に渋る主人を説得

“体外受精のセミナー”

とりあえず準備のために参加してみようよと、

主人に言ってみました。

 

主人
主人

いやぁ~まだ早いんじゃない?

やはり渋る主人。

noco
noco

とりあえず準備!

どんなものか知っておくのもいいこと!

渋々でしたが、主人の説得に成功♪

体外受精セミナーの申込をすることが出来ました!

 

セミナーの案内を見ると、18時〜21時。

3時間も!?

すごく長いけど、3時間も話するようなことがあるの?

 

不妊クリニックに通いはじめたとはいえ、まだ不妊に

ついて知らないことばかり。

体外受精という言葉は聞いたことがある程度だったのです。

 

私自身、焦りながらも体外受精はもう少し先にあるもの…

その程度に思っていたのかもしれません。

体外受精セミナーに参加してみたら…これしかないと納得

 

当日、会場に着いて驚きました。

座る席が無いほどいっぱいの人で溢れていたのです。

セミナーのレジュメを受け取り、何とか二人並んで

座れる席を見つけました。

 

若い方から私たちくらいの方まで年齢層は幅広いようです。

もちろん、殆どの方がご夫婦揃って。

 

・加齢による妊娠率の低下
・卵子数の年齢による変化
・体外受精〜胚移植の流れ
・体外受精が必要なケース
・排卵誘発の種類
・採卵の方法
・採卵のリスク
・培精、培養
・胚の分割、経過
・肺移植の方法
・妊娠の判定
・顕微授精
・多胎の危険性
・子宮外妊娠の説明
・胚凍結の方法と目的
・体外受精の費用

などなど。

 

それまで全く体外受精について知識がなかったため、

初めて知ることがたくさんありました。

 

人工授精がダメなら、次は体外受精しかない。

お金がかかり、リスクのある治療法。

でも、迷っている時間はありません。

だって、私は41歳。

 

人工授精は抵抗はあまりありませんでした。

ただ、体外受精となるとちょっと…と思っていました。

でも、良かったです!

この体外受精セミナーに参加して良かったと思いました。

 

がんばろう!

だって、みんなみんな頑張っている。

悩んでいるのは私たちだけじゃない。

後悔しないよう、出来ることはやってみよう!

そんな風に思えるようになっていました。

体外受精セミナーに参加してみて本当に良かった!

 

3時間に及ぶ体外授精セミナーは終了。

会場の都合上、延長は出来ないということで、

ピッタリ21時で終わりました。

 

しかし、まだ自己注射の方法と説明が残っていたそうです。

この日「自己注射の説明が出来なかった」という先生の

言葉が強烈に残ってしまいました。

 

自己注射って、自分でするっていうことよね?

えぇ〜そうなんだ。

知らなかった… でも、頑張らないと!

と決意する私の横で、夫は小さい声で言いました。

主人
主人

俺やったら…絶対に無理!

無理!無理!

 

そして。

このセミナーの2ヶ月後に、体外受精を受けることに

なったのです。

 

体外受精することで妊娠できるかもしれない♪という

期待は膨らみました。

 

けれど、それは幻…

体外受精をはじめてからです。

この時はまだ知りません。

不妊治療の辛い辛い道のりが始まるということを。

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