不妊検査、子宮内エンドトキシン検査とは
子宮内エンドトキシン検査とは
子宮内に溜まっている生理の血液を採取して
行う検査です。
エンドトキシンとはグラム陰性桿菌という細菌
の細胞膜成分のこと。
月経血の中にエンドトキシンが存在すると不妊の
原因になってしまいます!
体外受精等を通じても、妊娠する確率が下がって
しまうといいます。
原因不明の不妊症の検査として、現在注目されています。
色んな検査をしたけれど、これが不妊症の原因といえる
ほどではないという方もいらっしゃるはず。
エンドトキシン検査でその原因が分かるかもしれません。
子宮内エンドトキシン検査と受診費用はいくらかかるの?
子宮内エンドトキシン検査を行う日は注意が必要です。
生理が一番多い日(通常生理2〜3日目)に行います。
月経血を吸収してしまい検体採取できないことがあります。
検査当日はタンポンは使用しないでおきましょう。
エンドトキシン検査の流れ
1.内診台へ
2.子宮内に細い管を挿入し、溜まっている生理の
血液を採取します(多少、痛みが伴う場合もあります)
3.検査結果は1週間程度かかります。
費用は医院によって異なると思いますが、
5,000~8000円程度が多いようです。
不妊検査、エンドトキシン検査を受診してみました
不妊クリニックに通いはじめた頃にこの
エンドトキシン検査受けました。
何が不妊症の原因になっているかを知るため
の一つの検査として。
エンドトキシン検査では、強い痛みを感じる
方もいるそうです。
でも、私の場合は大丈夫でした!
痛いというほどではなく、違和感…
といったくらいでした。
子宮卵管造影検査がとんでもなく激痛だったため
気を失いました…
不妊症の検査で、あれ以上の痛みでなれれば耐え
られると思います、私は。
検査結果は陰性でした!
エンドトキシン検査が陽性の場合、7~8割の方が妊娠しない?!
エンドトキシンが陽性の場合、7〜8割の方が
妊娠しません。
グラム陰性桿菌(ばい菌)が死んだ時に、その
菌体の細胞膜成分がエンドトキシンという毒
として残ります。
この毒は経口的に摂取しても毒性を示しません。
私たちの血管内に入ると、悪寒や高熱を引き起こします。
血管内では、血栓が出来て体のあらゆる臓器に詰まり、
多臓器不全を起こし死に至る危険性が高くなるほどです。
上記のような非常に強い毒性があるため、子宮内にエン
ドトキシンがあると受精卵はその毒に冒されて死滅して
しまい、自然妊娠はもちろんのこと、たとえ体外受精を
したとしても妊娠ないそうです。
しかし、エンドトキシンが陽性でも治療は可能です。
抗生物質を数周期にわたり使用し、毒素の源である
ばい菌自体を滅菌する方法があります。