顕微授精の胚移植する数は1個?40代だから2個?

不妊治療体験

41歳でも妊娠の可能性はあるので、胚移植数は1個で!

採卵が終わった後、エコー検査がありました。

次はいよいよ胚移植です。

そこで、気になるのが胚移植数です。

私は41歳の高齢。

少しでも妊娠の可能性を高めるために、胚移植数は2個お願いしたい!と思っていました。

しかし体外受精セミナーに参加した時、先生はおっしゃっていました。

「当病院では原則として、胚移植数は1個としています」と。

そこで、先生に尋ねてみました。

「先生、やはり胚移植の数は1個なんでしょうか?」と。

すると、先生は

「胚移植は今回が初めてですね。

 41歳でも十分妊娠の可能性はあります、今回は1個を戻しましょう」

「41歳でも大丈夫なんですか?」

「大丈夫ですよ。それに、もしも双子だったら大変ですからね」

本当ですね?先生! 1個でも妊娠の可能性があるんですね!

よろしくお願いします!

祈るように、お辞儀をして帰ってきました。

培養が遅い?!培養士さんからの説明で胚移植は2個に

はじめての体外受精は顕微授精となりました。

精子運動率はかなり低い状態。

顕微授精になってしまうのかなぁとは思っていましたが、実際にそうなる

ちょっとショックでした。

採卵の次の日に受精確認を病院に問い合わせたところ、授精は12個中7個

しかし、その後の培養でどうなるのかが問題です。

採卵から4日後。

移植のお話をしに、病院にいきました。

培養士さんのお話によると、培養のすすみ具合が遅いようです。

「今回は2つ移植の予定ですが、よろしいでしょうか?」

胚移植数は原則として単一とする と、決められています。

先生は1個っておっしゃっていたのに、2個なんですね。

要は…

1個では難しいから、2個戻すことで、運よく妊娠するかもしれない!

と、言う意味ですよね。どう考えても…

培養士さんは、私の体外受精報告書を見ながら説明してくださいました。

採卵から4日経っているにもかかわらず、胚の分割がかなり遅いというのです。

受精した7個のうち、すでに分割が止まってしまったものが3個。

残りは4個。

遅いけれど、キレイに分割が始まっている2つを移植ということに。

分割が遅くても妊娠することができるのでしょうか。

かなり不安です。

妊娠できる可能性はある?41歳はじめての胚移植へ

顕微授精までして妊娠できなかったら、どうしよう。

培養が遅くても、胚移植すれば妊娠の可能性はゼロではないはず!

祈るような思いで、迎えた胚移植の日。

胚移植、当日。胚移植は13時の予定。

この2時間前に病院に最終確認の電話をいれました。

「胚移植を予定通り行います。薬を必ず服用して来院ください」とのこと。

さぁ、いよいよ胚移植です!

指示のあった薬はバキソ(鎮痛・抗炎症剤)と、

ズファジラン(子宮収縮抑制剤)の2種類を服用。

採卵と違い、前夜から絶食ということはありません。

持っていく物はナプキンと生理用ショーツ。

そして大切な準備は尿を貯めること。

尿がしっかり貯まっていないと、お腹の上からの超音波では子宮・内膜が見えないのだそうです。

もし、尿がたまっていなければ必要に応じて尿道口にカテーテルを挿入し、膀胱に生理食塩水を注入したりするそうです。

反対に、尿が貯まり過ぎていると抜いてくれます。

胚移植の前に培養士さんからの説明があるので、予約の30分前に病院に到着。

「本日はこの2つを子宮に戻します」

前回よりも少しだけ培養が進んだ受精卵の写真を見せていただきました。

一つは桑実胚ですが、もうひとつはCC。

グレードが低く、妊娠率は低いといえます。

そして、残りの5つの卵が気になります。

明日まで追加培養をしてみて、結果次第で胚凍結することになりました。

悲しいことですが、望みは薄そうです。

13時。はじめての胚移植のときがやってきました。

検査着に着替え、手術台へ。

麻酔はしませんので、コンタクトレンズはしたまま。

看護士さんがお腹の上から超音波をあてます。

「尿はちょっと多めだけど、見えますから大丈夫です」

朝起きたときと、家を出るときにトイレに行ったきりだったので、少し多く貯まっていたようです。

元々、トイレが違い方なので、尿を貯めるのは辛かったです。

先生がお見えになり、名前と生年月日の確認。

そして、胚移植が始まりました。

モニターを私にも見えるように設置してくださり、説明をしながら進行していきます。

痛みはありませんでした。

「見えますか?この白く見えるのがそうですよ」

モニターを見ると、白い小さな点が2つ。

「はい、いい所に入りましたからね」

いい所?いい所って…?などと思っているうちに、終わってしまいました。

時間にして、15分程度だったと思います。

その後、貯まっている尿を抜いてもらって、終了。

「妊娠判定は10日後。あとは祈るだけですね」

先生の口調は淡々としているけれど、優しい感じでした。

そして、1時間程度、安静室で横になり家に帰りました。

自己注射がんばった。

採卵、がんばった。

薬、飲み続けてた。

膣座薬、がんばった。

胚移植、無事終わった。

あとは、祈るだけ。

赤ちゃん、どうか授かりますように!

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