前置胎盤 帝王切開時の大量出血に備えて自己血貯血とは

前置胎盤のリスク

前置胎盤・低置胎盤はハイリスクとは言うけれど、

実際にどのような危険があるのでしょうか。

 

私自身が実際に前置胎盤になり、出血を繰り返す中、

徐々に事の重大さが分かってきました。

 

妊娠31週、まだまだだけど、いよいよ迫ってきた!

そんな入院生活で自己血貯血が始まります。

前置胎盤の不安は鉄分補給で貧血解消へ!

 

朝一トイレに行くと、またも赤い血。

少量ではあるけれど、前回のように大量出血となったことで

また不安になってしまう。

 

午前の診察後、また張りチェックのモニターを装着。

モニターを付けている間中、赤ちゃんは動きっぱなし♪

出血はあっても赤ちゃんは元気でほっとしました。

 

その30分後。

 

看護師さん
看護師さん

張りは無かったですよ

良かったですね

 

 

そう言われ、更にほっとした。

朝食後、主人の差し入れを飲みました。

持って来てくれたのはプルーン鉄分のむヨーグルト。

 

 

冷蔵庫にはドライフルーツのプルーン、鉄分ウエハース。

おやつに鉄分補給に食べてます。

出血が続いていることを心配して、主人は鉄分づくし♪

帝王切開手術の予定日が早まる可能性が出てきた

 

午後になり、担当の先生が病室へ。

診察でもない時間にお見えになると、嫌な予感がします。

 

O先生
先生

このところ出血が続いていますし、

ご主人とお話がしたいんですが…

 

 

な、なに?! 話って。

なんだろ、改まって言われると何だか怖い。

また、先生は続けておっしゃったのです。

 

O先生
O先生

手術日が早まる可能性があります

 

 

覚悟はしていたけれど、やっぱり…

 

1日でも長くお腹の中で育てたいのに。

なのに、それが出来ない。

何もすることが出来ない。

ただ、じっと安静にしているだけ。

 

じっとしているのに、出血を繰り返してしまう。

ごめんね、大丈夫って、赤ちゃんに話しかけていました。

前置胎盤、大量出血に備えた自己輸血の最大メリットとは

 

さらに先生は続けました。

前置胎盤での帝王切開手術は危険が伴うとの話。

 

何が危険かというと、やはり大量出血

それでなくても45歳という高齢出産なのに、

前置胎盤でさらにハイリスクな私。

 

O先生
先生

術中、かなりの出血があると考えられます。

明日から自己輸血の採血をしましょう

自己血貯血です。

 

 

自己血貯血…

大量の出血が考えられるため、あらかじめ自分の血を

採血して貯めておくこと。

 

帝王切開時に優先的に自分の血を輸血するそうです。

もしも、足りなかった場合は通常の輸血にたよること

になるとおっしゃっていました。

 

自己血での輸血の一番のメリットは、

感染症のリスクがおさえられること。

 

通常の輸血では色んな感染リスクがあるため、出来れば

自己血が良いとされます。

ハイリスク前置胎盤に自己血貯血はどれくらい必要か?

 

自己血貯血は感染症のリスクがおさえられることから

出来れば頑張りたいところ。

 

でも、日ごろから出血を繰り返す私に採血ができる

ものでしょうか?

かなり不安です。

 

自己血は1度に400ml 採血。

1週間後にもう一度400ml 採血して貯血します。

 

O先生
O先生

出来れば、合わせて1200mlが望ましいです

もう1週間後にまた採血できると良いんですが

 

 

400ml、400ml、400mlと3回。

3週間かけて、1200ml。

 

そこまで私の胎盤は持つんだろうか。

 

私は出血を繰り返しているため、先生はおっしゃっていました。

 

O先生
先生

一度も採血できない可能性も高いです

 

朝に血液検査をしてみて、採れるかどうかが決まるそうです。

元々、貧血気味だったから心配。

どうか、採血できますように!

帝王切開に向けて自己血貯血1回目、無事に取れるか

 

朝からお腹がスッキリしません。

ここに来て初めての便秘に悩まされてます。

ベッドで寝てばかりなので、仕方ありません。

先日処方してもらった便秘薬を飲んでみることに。

マグラックスをまずは1錠。

 

 

朝のトイレチェック。

出血は鮮血ではなく、ちょっと茶オリみたいな感じ。

出血しては止って、また出血してはまた止る。

繰り返してばかりだけど、ここまでやってきました。

 

点滴の針は相変わらず痛い。

液が漏れて両腕はもうアザだらけ。

出産まで血管も持つだろうかと思うくらいだ。

 

 

午前にした血液検査でOKが出ました!

 

午後に1回目の自己血を採血開始。

別室に移動すると担当医の先生の他4人も居てビックリ。

 

え? 自己血の採血ってそんなに大げさなことなの?!

と、不安になっていると看護師さんが

 

看護師さん
看護師さん

新人の先生と看護師さんに指導を行いたい

ので、見学させて欲しいんです

 

良いですけど、5人に囲まれると何だか見せ物みたい。

 

担当の先生は一つ一つを詳細に先生方に説明しながら、

腕にこれでもか!ってくらい消毒を行い腕は真っ茶色に。

 

太い太い注射針をブスっ!と刺して採血開始。

「気分は悪くないですか?」

採血中、と何度も聞かれたけれど、大丈夫でした。

 

無事に400ml採れました~♪ やった!!

 

採血自体は数分だったけど、その後が大変だった。

お腹に張りチェックのモニターを付けたまま、

鉄と栄養剤の点滴。

 

動けないので、長時間の点滴は辛かったです。

でも、とりあえず400ml採れて良かった。

次は一週間後だ!

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